今日でポールが逝ってちょうど2か月経った。
一人で居る時、悲しいなーとつい出る独り言が癖になった。ポールとのたくさんの旅行の写真を集めて一つのファイルを作ったが、こんな楽しかった日々がもう二度とないことを思うとますます悲しい。
面白いテレビを見ても一緒に笑う人がいない。朝起きて夕べは良く寝たとか眠れなかったと聞いてくれる人がいない。
最近77歳で未亡人になった亡き母のことをよく思い出す。まだ私がフルタイムで働いて居た頃だったから、父が亡くなった後1週間だけ一緒に過ごして,帰ってきてしまった。あの時ただ一度だけ母は私に帰ってきてほしいと言った。でも私には家族が有り、仕事があり、遠く離れて生活しているから簡単に帰ってこれない。
私の兄と弟は母の近くに住んでいるから、何も心配せずに英国へ帰ってきてしまった。ポールが亡くなって私は76歳の未亡人、初めて母の悲しみや寂しさが良くわかる。私には近くに住んでいる娘や可愛い孫がどんなに慰めになっていることか。
昨日からやっとキャンパーの中をかたづける気力が出た。6か月も二人で生活しているキャンパーは生活用品が山ほど詰まっていて、運び移したガレージもリビングもキッチンもあらゆる細々としたものでいっぱいになってしまった。
今日は掃除機をかけ棚の隅から引き出しの中もオーブンの中もごみ一つ無いよう気配りしている。あとは今まで使っていた部分の汚れをきれいに洗い拭き取らなければならない。そうしてわが家のような気がするキャンパーを売りに出そうと思う。たった6メーターのキャンパーだけど、私には運転できない。お葬式以来トヨタの小型車だけは娘の家への往復を何度か運転して少しは自信がついたが、キャンパーのマニュアルのギヤを入れるだけでも無理だと分かっている。
二人乗りのオートマティックの小型キャンパーが買えたら、運転練習をしてキャンプに出掛けたい。でもこれは夢に終わるだろう。一人でどこへ行ってもつまらない。友達が一緒に行くと言ってくれるが、どんなに親しくても気心知れたポールには代えられない。
一家の主人が亡くなるといろいろな事務的なこともしなければいけないとやっと電話機をとった。まずは銀行に連絡を、そして初めて死亡診断書が手元にないことでどこの機関(ガス、電気、銀行、車のエージェンシー、保険会社など)も受け付けてくれないことが判った。
それで死亡診断書を6通送付してもらうことに連絡、一通につき11ポンドの料金がかかる。それに発効までに2週間もかかるというから、すべてが終わるまで何か月後か判らない。
この頃一時は収まってきたように見えたコロナウイルスの感染者が急増して、毎日2-3000人の人達が感染している。死者は毎日10人前後というから、この数か月で体力のない年寄りたちはほとんど亡くなったから、最近の感染者は若くて体力があるから死者が少ないに違いない。
先週から始まった学校も、昨日娘が務めている女学校の生徒に感染者が出たそうで、これからどれだけ感染者増加が出るか判らない。娘自身も感染しているかもしれないとのことで、しばらくは孫とも遊べなくなってしまった。
呪うべきはコロナウイルス、全く先が見えない。近い未来の予定も立てられない。
思い出多いキャンピングカーをついに手放されるのですか。 寂しいですが仕方ないですね。 一昨日またキャン友さんとご一緒したのですけれど、ご主人を亡くした83才の女性が1人でキャンピングカー旅を続けている話しを聞いたばかりでした。 私もキャンピングカーの運転は怖いです。
フランスではコロナの一日の感染者数が1万人近くになりました。 隣の隣の家で奥さんとお子さん2人が感染です。
以前仲良くしていたグループのメンバー内でも、コロナに対する温度差があり過ぎて(他人との接触を一切拒否するようになった人から、マスクもソーシャルディスタンスも無視の人まで)集まる機会も無くなり、息子は日本で会えず···イベントも全てキャンセルの寂しい日々です。 玲子さんがポルトガルでご一緒された方々は、今年の冬もポルトガルに行かれるのでしょうか? 海外は例え行けても急にロックダウンになったりすると困りますね。
玲子さんがポルトガルに行けるよう祈っております。 毎年暖かいポルトガルで越冬しておられたとのこと。 私の住んでいる所の気候はロンドンとほぼ同じですが冬は暗くて寂しいです。 どうぞご自愛なさって下さいね。