昨夜は久しぶりに熟睡した。毎夜夜中に目覚めて1-2時間もんもんとし、いつも思っていたのがポールの遺灰がまだ帰ってきていないことだった。思うといつも悪いほうにしか考えない。
もしかして彼の灰を捨てられたのではないだろうか?誰か知らない人の灰が待っているのではないだろうか?ここはイギリスだもの。2週間ほど前、どこかのお葬式に全然知らない人の遺体が入っていた葬儀にに参列してしまった家族が有ったと新聞に載っていた。やっぱりここはイギリスだ。
昨日たまりかねて娘に頼んで葬儀社に電話してもらった。折り返しの電話でお昼頃には持ってくると返事があり、すぐまた、電話で娘かパトリックが取りに行くなら問題はないとのこと。ロンドン市内にあるオフィイスで働くパトリックは自転車で通勤している。彼はすぐ帰宅して取りに行ってくれた。
12時過ぎ紙の袋に入ったポールがやっと帰宅した。お葬式から24日もたっていた。
紙袋の中の黒い箱はずっしり重く、中を開けてびっくり。
こんなビニール袋に入った遺灰。確かに灰を入れるツボは私が用意すると言ったけど・・・・・。あまりにお粗末。
遺灰がこんなに重いとは知らなかった。4.5kgもあった。それに灰とは言ってもなんだか細かな砂のような感じでさらさらしている。
私が昔作った陶器の容器2個に全部の灰が収まった。長い間気をもんで心配していたけど、やっと帰ってきてくれた。ポールお帰りなさい。
昨日、キャン友さんのお家に招待されて、ポールさんの話しをしました。 キャン友さんご夫婦は私達より年上で、時々何才まで乗れるかな~という話しになります。 ポールさんの年までまだ時間があるので、健康に気を付けて長く乗れたらいいね~と言いながら、お食事をいただきました。
どうか、安らかにお休み下さい。 でももう、新しいキャンピングカーで旅行なさっているかもしれませんね。 お気を付けて。
フランスのcampingcariste 旅人より
ポールは88歳と6か月までキャンパーを運転してポルトガルを往復してきました。本当は90歳まで旅行したかったのに。来春コロナが収まっていれば、家族や友達皆とポルトガルのたヴィラの山へポールの遺灰をもって撒いてきます。私たちが一番気に入った素敵な花畑です。ポールも喜んでくれるでしょう。