ヴィクトリア時代の英国は世界中に植物ハンターを派遣して、英国にないあらゆる植物を取り入れていた。その一つがシャクナゲで、英国にはなかったものの、イベリア半島からのコモン・ロードデンドロンと呼ばれる紫・ピンクを移植、以来英国中の林や森、道路わきなどに小山の様に生えている。この木は根から新しい芽が出て増えるので根絶やしにできない園芸人の苦痛の種。
この色は日本の高山植物のシャクナゲとほとんど同じに思える。
イザベラ・プランテーションに貢献したのはアーネスト・ウイルソンで日本のつつじや、中国、ヒマラヤのシャクナゲなどを紹介した。
家族連れが三々五々芝生で昼食を食べている広場には、丸い柵の中に小山のようなシャクナゲの花が咲いていた。
真っ白のシャクナゲの花の下で昼食を食べていると、インド人のおじいさんが 君は一番いい場所を見つけたね。 と言って通り過ぎていく。乳母車を押してきた若夫婦に、私のカメラを渡して写してもらった。
こんな高い木の上で咲いているシャクナゲ。
池の周りでオシドリに見入る観光客。
大いに感激満足して4時近くこの園をあとにした。帰り道ワラビを摘んでいたら英国人男性が寄ってきて、ここはロイヤルガーデンで、国の公園であるから一切の植物を採ってはならない。と言われガッカリした。
バスでキングストンの駅近くまで来たら、こんなに珍しいディスプレイ。 最近公衆電話ははやらないから、ここに集められて過去のイギリスの名物を展示している。
見知らぬシャクナゲばかりです
たくさん載せて頂きありがとうございます♪
私が初めて英国へ来た1972年、コモン・ロードデンドロンの巨大な木と見事な花に驚きました。それがこのようなコレクターの庭の花はあらゆる色と種類で本当に見事です。
コロナ禍が収まりましたら、普通の観光ではなくこのようなお花をご覧にぜひ来てくださいね。