ロボットモノに思うこと

2007年05月22日 22時08分30秒 | ▼雑記
歯茎が腫れて痛いren.です。
先日欠けてしまった歯のあとから、ばい菌でも入ったみたいです。口の中を清潔にしておかねば……。


今期のアニメが始まって久しいですが、私が一番面白いと思っているのは「ヒロイック・エイジ」(音が出ます)。
スタッフ的な前作に当たる「蒼穹のファフナー」も面白かったですが、ストーリーのわかりやすさと、次回への布石がより深くなっていて、観ていて大変気持ちがいい。
エイジの犬ころ加減もかわいい(w

次点が「機神大戦ギガンティックフォーミュラ」。
ものすごくプレーンなロボットモノで、安心して観られます。心を持つロボットというところも、個人的にツボです。
洲倭くんの空気の読めなさに、ちょっとイラっと来るけど(w


'00年以降、萌えアニメの台頭でその数を減らしていましたが、最近元気のあるロボットアニメ(「エイジ」は厳密に言うと違うかもしれないけど)。
やっぱり男の子のDNAには、機械の人形を操縦して活躍する姿に震えたつ因子が含まれているのでしょうか。

こうしたロボットモノのオーソリティは、いわゆるスーパー系では「マジンガーZ」、リアル系は「機動戦士ガンダム」とされています。
さらにさかのぼれば、SF小説「宇宙の戦士」が、その元祖でしょう。なぜか映画化されると「スターシップ・トゥルーパーズ」になりますけれど(w

それら作品の中でロボットの扱われ方は様々ですが、ほとんどが戦車や戦闘機のような人の乗り込む搭乗兵器として描かれます。しかし、その戦闘方法は白兵戦に近いものも感じます。


野暮なことを言えば、実際にロボットが兵器として使われることは、まず無いでしょう。

ロボット兵器はあまりに精密機器の塊で、戦闘に一度出撃と消耗品の交換だけで行軍費用が尽きてしまうと思われます。
戦闘機や戦車としての運用性が強いロボットなら、足回りや推進器、武装やマウントの整備や交換、弾薬補給程度で済むでしょう。

しかし、剣やパンチを使った戦闘を行う白兵戦を行った場合、関節やバランサーにかかる負担はとんでもないものだと思われます。人間だって、無理な運動や重心移動をすれば、関節痛や筋違えになるんですから。
鉄の塊を倒すほどのパンチなんかした日にゃ、指の関節は衝撃で砕けてしまうでしょう。だったら、武器はハードポイントに取り付けて、指より鉄球をつけるべきです。

使われる部品やOSも多岐にわたるため、それぞれの分野の整備士を戦場に同行させるのも大変でしょう。全てをこなせる人材を作り上げるならば、それこそハードルが高すぎます。

ロボットモノの世界が今の世界の延長上にあるのなら、自動制御や遠隔操作のロボットの少なさもおかしいでしょう。
いまや偵察機は自動化や遠隔化されていますし、搭乗員の命をさらさないので人的損害も防げます。ロボットを作る技術があるなら、当然そのくらいの技術は可能なのではないでしょうか。
つまり、鉄人28号の方がガンダムよりも理想的な兵器だといえます(w


「アニメなんだから、それが実現できる世界観ありきなのだ」と言われればそこまでですが、リアル系と呼ばれるロボットモノですらそうした理解が必要になるのです。それは本当にリアルなのかな?

とはいえ、「古典SF」と「ハードSF」の差が、"科学的不都合があるか"だけだそうですから、スーパー・リアル系ロボットの概念も、そうガチガチなものではないのでしょうけれど。
ハードSFでも"ひとつだけご都合主義が認められる"そうですし(w

第一、娯楽作品としては、私の言うような"リアルさ"は不要でしょう。ケレン味という一言でごまかすのもなんですが、ロボットモノがかっこよくなくては意味がない
そうした"ロボットモノ的ウソ"の中に、どれだけリアルさを感じさせられるかが、リアルとスーパーの天秤の錘だと思います。

個人的には、上記のような野暮なリアルさを持つアニメも観てみたいものですけれどね。まあ、ロボットの形でやる必要性がないでしょうけれど(w でも、戦闘機や戦車者のアニメって、ケレン味がありませんものねぇ。……「キスダム」は期待してたんだけれどなぁ。


いつか本当に、巨大なロボットを自在に動かせる時代が来るのでしょうか。男の子として、それには期待と興味を寄せてしまいます。
もう「パトレイバー」の時代は、とうにやってきているはずなんですが、まだ援竜が実用化されていないくらいですものねぇ。

それに……二足歩行に至っては、まだまだ先のことだろうなぁ(w
コメント
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