買ってきたゲームキューブ用S端子ケーブルが不良品だったren.です。
結局は返品という形で決着しましたが。
店の在庫に代品がないとのことで、そのうちAmazonででも買おう。
さて、では'10キャンプツーリング 1日目の続きを。
霧の海岸線を走り続け、どんどんと体温を奪われていきつつ、14時半。
本日のメイン観光地である、襟裳岬に到着。
大戦中には爆撃で破壊されたこともある襟裳岬灯台。
霧で明かりが乱反射して、露出が常にオーバー状態で、撮影に苦労しました。
その霧で、絶景のはずの岬も……
ごらんの有様だよ!
歌の歌詞にもある「何もない」襟裳岬から、さらに全てが奪われた感じ(w
眼下には多少は岩場も確認できますけれどね。
霧に煙る風景も、これはこれで趣がある……と、出会ったライダー同士で納得しあいました(w
なお、ゼニガタアザラシはいませんでした。
突端では内地からの観光客の方も、「こんなに寒いなんて」と北海道の現実に打ち震えておりました(w
寒さに歯の根が合わなくなってきたので撤退。
今度は太平洋側、百人浜の丘陵地帯を北上します。
道すがら、キタキツネと遭遇!
観光客馴れしているのか、全く逃げない。
むしろ、車のすれ違いの邪魔になるほど動かない(w
なんだか、とても眠そうで、常に目を細めておりました。
夏毛のキツネも本当にかわいい。
ちなみに、これがバイク旅行を始めて初の"生きた"キツネとの出会いでした。
この後、道東では動物との遭遇は相変わらずありませんでした。
北海道で動物に遭いたい方は、この辺りが穴場かもしれないぞ。
さて、この百人浜の道には、やたらめったらとシロチョウが発生していました。
道が湿っているためか、その水分を吸うために路面に集まっているようで、シロチョウの群れの中を突っ切って走らねばならず、まるで弾幕STGの如く。
しかも、避けようとしてもぶつかるわ、轢くわ、まるで無理ゲー。
多分、後続車の人は、私がバイクで躍っているように見えただろうな(w
国道336号線に復帰。
この難所に道を通すためには、黄金を敷き詰めるのと同額の予算が使われたといわれます。
そこで現在、黄金道路と呼ばれるわけです。
相変わらず海岸線は霧模様となっているのが、写真でも奥の霞み具合でわかるかな。
しかし、同じ場所で空を仰ぐと……
こんなに晴れて見えるんだから、不思議。
それは霧が低いところだけに出ているという証。
しかも堤が低めのため、波しぶきや潮風が追い討ちをかけてきます。
寒さもそうですが、喉が塩に痛めつけられ辛いのなんの。
バイザーも眼鏡も、どんどんと白く曇っていってしまいます。
16時、途中にあるフンベの滝に到着。
川からではなく、岩肌から地下水が直接噴出しているという珍しい滝です。
陽気が良ければ涼しげでいいんだけどねぇ。
日も傾き始めました。
セイコマで温かい缶コーヒーを買い、指先や鼻の頭を暖めます。
……8月だぞ、今(w
後は広尾から内陸に入り、今夜の泊地である忠類に向かって一直線だ!
今いるR336からR236に乗れば、後は1時間程度です。
……さて、ここで次の地図をご覧ください。
これは広尾から大樹に向かう道の拡大図です。
至 大樹
至 広尾
おわかりいただけるであろうか。
R336を北上すると、豊似から"2本のR236"が伸びていることが……。
片や目的地である忠類へと向かう広尾国道。
そして片や、浦河に向かう天馬国道。
お察しどおり、R236の標識だけを目印としていた私は、天馬国道へ入ってしまいました。
そのまま1時間以上、標高400mの野塚トンネルまで上ってしまうはめに。
もっと早くに気づけよ、私!!(w
そのまま進むと、"馬鹿"の写真を撮った日高穂別に戻ってしうところでした。
失意のまま天馬国道を戻ります。
まあ、途中でエゾシカと3mの近さまで接近を果たしたり、再びキツネと遭遇したり(どちらもすぐ逃げたので写真は撮られず)、ラッキーな出来事もあったので帳消しということにしておきましょうか。
広尾国道へと入ったときには、すでに夕暮れ。
18時に道の駅「コスモール大樹」に到着。
スタンプを押したらすぐに走り出し、18時10分、今日最後の道の駅「忠類」に到着。
しかし閉館時間を過ぎていたためスタンプは押せずorz
明日も朝が早いので、ここは押し逃しとなりました。
道の駅に併設されているのが、ナウマン公園。
ここは過去、近くでナウマン象の化石が発掘された場所です。
その公園内にあるのが、ナウマン公園キャンプ場。
到着時はすでに暗くなってしまったので、これは翌朝のテント片づけ中に撮った写真。
右のバイクの前にあるシートの辺りが、私が寝ていた場所。
しかし、左に建っているテントに泊まっていた方が、ひと晩中ラジオを点けっぱなしにしていたため、音が気になって気になってほとんど寝られなかったという……。
キャンプ場から、公園にあるパークゴルフ場と忠類の集落を眺む。
公園には温泉も併設されており、夜には身体を温めることが出来ました。
……ここでも、マナーの悪い高校生の団体に悩ませられることになりますが、まあ、いいや。
▼ 1日目の走行データ
走行距離 382.7km
所要時間 11時間40分
次回「故郷への道 その時、心の折れる音がした!」の巻。
ご期待ください。