希望屋 ~ren_ka ci=set~

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ダブルクロス3rd・リプレイ・ナイツ2

2012年04月10日 19時59分10秒 | └TRPGリプレイ

どうも、ren.です。
ここ長いこと闘病されていた青野武さんの訃報がはいってきました。

▼ まる子祖父役 青野武さん、9日に永眠 死因は解離性胸部大動脈瘤術のあとの多発性脳梗塞 (シネマトゥデイ)

青野さんといえば、数え切れないほどの声のお仕事をされてきた大声優の一人。
個人的に馴染み深いものといえば、「究極超人あ~る」の成原博士、「ウルトラマン」シリーズのザラブ星人、「俺がハマーだ!」のジョン・コーガンやラッコ、そして「このまちだいすき」のシゴック先生。
特に成原博士はドラマCDで歌を歌ったり、ほぼ青野さん本人がのりうつっていたりと、イコールの存在として記憶されています。

手元に残る出演作品のDVDやCDを、今後も大切にしたいと思います。
ここに深く哀悼の意を表します。

 

さて、ちょっと発売日からは時間が経ちましたが、今日はこちらを。

● 「ダブルクロス3rd・リプレイ・ナイツ2 フレイムインザダーク」
        矢野俊策/F.E.A.R. /富士見ドラゴンブック
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/48/648848cf945121568d5f2a753cac319e.jpg?random=7ed0722cf6a2e63b28914e3a77759d49

デザイナー矢野さんによる若林さんいじめの新作第2巻。
いや、いきなりネタバレになるけど、あの洗脳された(のとはちょっと違うが)旧ナイトフォール面々による瑠璃の人格否定は、読んでいて反吐が出るほど鬼畜で素晴らしいもん(w
一般のセッションであんなギミック入れられたら、サークル崩壊かリアル肉弾戦クライマックスフェイズだよ。
さすが、プロによるエンターテイメントTRPGリプレイ。
そして、そこで標的にされながらも、自分の立場を見失わない若林さん、マジ神。

今巻のメインは、瑠璃とラハブ(天さん)の決別と対決、そして復縁。
矢野さん自身が書いていますが、このギミックも制御の難しい一般向けじゃないものですな。
まあ、良くも悪くも予定調和が重要なF.E.A.R系TRPGらしいといえば、らしいですが。

そのシーン一つ一つで、若林さんと天さんによる、キャラクター造形の対決も。
ラハブとの隠された2年間を明かす瑠璃、存在出生の謎を明かすラハブのくだりは、もはやGMもルールも必要なし。
もちろん、過去の自分を知る"家族"であるイザベラと対するハウント(稲葉さん)、ついに「自分は凡人」を吐露する志津香(加納さん)も負けていません。
この辺りも、一昔前なら「一人上手な自分語りプレイヤー」として嫌われたプレイングなのですが、DXというゲームのロイスというシステムが、それを肯定的にしているのだと、今巻を読むと改めて実感させられます。
というか、そう言われていた彼ら"こまったチャン"が、早い時代に行きすぎていたのだろうか(w
まあ、私もそういう面があったけどね。

そうしたキャラクター達の"生き様"があまりに濃すぎるためか、ストーリーは単純で簡潔な印象。
実際「瑠璃と縁の切れたラハブが連れ去られたバベルの塔に乗り込む話」とひと言で表せます。
これは、PC内対立というギミックに対してGMがフレキシブルに対処できるように、というためなのかもしれませんね。
さすが矢野さん、クレバー。

さて、次回はついに「デイズvsナイツ」が実現するようです。
形としてはデイズにナイツが乗り込むという形になるのかな。
「アリアンロッド」でも、無印サガにブレイク陣営が乗り込んだことがありましたね。
個人的にはタイトルは「デイ&ナイト」にして欲しいけどな(w
まあ「デイズvsナイツ」というのも、東映まんがまつり的に共闘決定でいいけれど。

コメント
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