レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

無頼の群

2011年06月24日 23時19分15秒 | 西部劇

「無頼の群」
原題:THE BRAVADOS
1958年 米 98分
■監督:
 ヘンリー・キング
■出演:
 グレゴリー・ペック
 ジョーン・コリンズ
 スティーヴン・ボイド
 アルバート・サルミ
 アンドリュー・ダガン
 ヘンリー・シルヴァ
 リー・ヴァン・クリーフ

●あらすじ
四人の無頼漢に、妻を犯され殺された男。
彼は復讐のために、男たちを追いつめ、一人ずつ殺していく。
そして彼もまた、いつしか残虐無頼な男になっていくのだった……。
G・ペックが執念の復讐鬼に扮するウェスタン。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これは中々の傑作と言ってよいと思う。
と言うか、脚本がかなり秀逸だった。
出だしからこちらの予想を覆してくれたかと思うと、ハリウッド製にしては銃撃戦の応酬ありの
マカロニ的な展開ありのと楽しませてくれた挙句、ラストでどんでん返しが用意されてるとは思わなかった。
でもどんでん返しをしながらも、ハッピーな終わり方をするのはいかにもハリウッドって感じ。
こういったの好きですよ。
なんだかんだ言っても、やっぱり最後はハッピーエンドで終わって欲しいと思ってます。
そういった風潮に対して反発する向きもあるが、私はそうは思わない。
しょせん映画なんて娯楽なんだから、観終わった時には幸せな気持ちになりたいもんである。
意味があるダークな終わり方も好きだけど、なんでもかんでもハッピーエンドを批判する向きは好きではない。
ようは楽しきゃいいじゃん! と言うか楽しんだもん勝ちですよ!
そういった意味では、本作は私はかなり楽しみましたねえ。
何せ悪役が豪華!
一人は御馴染みのリー・ヴァン・クリーフ!
真っ先に殺されますが、この頃はまだまだチンピラ役ばかりだからしょうがない。
でもリー・ヴァン・クリーフは本当に格好いいなあ。
続いてはこないだ「帰って来たガンマン」で一気に虜になってしまったヘンリー・シルヴァ!
この人は本当に個性的だなあ。
個人的にはイタリア(?)の三上真一郎だと思っているんだが、クセがあり過ぎる演技最高!
でも彼に注目したのはマカロニを観ていたからだと思うと、先に「帰って来たガンマン」観てて良かったとか思ったり。
そういった意味ではマカロニのファン程、楽しめるかもしれない本作。
でも普通の西部劇ファンでも充分楽しめる事は間違いない、良い作品なので
ジャンル・ファンな方は是非。
コメント
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