レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

日本暴力列島 京阪神殺しの軍団

2011年06月11日 14時14分56秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「日本暴力列島 京阪神殺しの軍団」
1975年 日本 93分
■監督:
 山下耕作
■出演:
 小林旭
 梅宮辰夫
 伊吹吾郎
 成田三樹夫
 中島ゆたか
 金子信雄
 小松方正
 室田日出男
 野口貴史
 天津敏
 名和宏
 志賀勝
 三上真一郎

●あらすじ
大組織全国制覇の尖兵となったヤクザ集団の壮絶な生き様と暴力を実録タッチで描いた社会派アクション。
昭和27年、大阪。
庄司組の客分だった花木勇は、抗争事件がきっかけで、花木と同じ韓国人の金光幸司と兄弟の契りを交わし、
二人は庄司組組長を殺害した。
この事件はヤクザ社会に強烈な衝撃を与え「殺しの軍団」花木組の名を轟かせた。
その後、花木組は大組織と結託し全国制圧の尖兵となって日本列島暴力地図を鮮血に染めていく。
(東映チャンネルより)

★感想など
各役者の雰囲気、ナレーターまで含めてかなり「仁義なき戦い」
但し、モデルの組名として天誠会と言う大組織が登場するが、これは仁義なきで言う所の明石組なので
本作でも、と言うよりは当時の東映やくざ映画全てで、明石組で統一して欲しかった。
そうすれば観てる方も、モデルケースが良く解っていいのにね。
天誠会と言われると、どうしても「仁義なき戦い 完結篇」の天政会を思い出してイカン。
所で本作の感想だが、ハッキリと明言はしていないものの、韓国人やくざについて随分踏み込んで描いている。
日本やくざとは違う演技を見せた小林旭は素晴らしかった。
梅宮辰夫はまゆげが薄いのは、代理戦争を彷彿とさせるし
「わいが日本人だからでっか」と叫んだ伊吹吾郎も格好良かった。
殺しの軍団がモデルながら、女性も絡めた展開は飽きる事がないだろう。
とにかく全「仁義なき」ファンは必見と言う事で!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

群盗荒野を裂く

2011年06月11日 12時23分48秒 | 西部劇

「群盗荒野を裂く」
原題:El chuncho, quien sabe?
1966年 伊 121分
■監督:
 ダミアーノ・ダミアーニ
■出演:
 ジャン・マリア・ヴォロンテ
 マルティーヌ・ベズウィック
 クラウス・キンスキー
 ルー・カステル
 カルラ・グラヴィーナ

●あらすじ
動乱期のメキシコ。チュンチョ率いる盗賊団が列車を襲撃する。
乗り合わせていたアメリカ人ビルを仲間に引き入れたチュンチョは、政府軍からの武器強奪を次々と成功させる。
二人の間にはいつしか友情が芽生えるが…。
(洋画★シネフィル・イマジカより)

★感想など
メキシコ革命ものって、66年には既に出来てたんだねえ。
もっと後の方のジャンルかと思ってた。
本作もマカロニ界では有名所の一作である。
それはひとえに主役がジャン・マリア・ヴォロンテだからだろうか。
マカロニ役者と言われるのが嫌で早々にマカロニ・ウエスタンの世界からは身を引いたが
この人を見る度に勿体ないなあと感じる。
これ程マカロニの世界が似合う人も居ないのになあ。
ストーリーの方は、アメリカ人のルー・カステルの目的が観ていてすぐ想像が付き
最後まで観るとやっぱりなあと感じる辺り、何のヒネリもない。
でもその解りやすさがマカロニだよね!
と言うか、イタリア人が深く考えていないだけかも。
でも映画は面白いです。
マカロニ好きなら、文句なくオススメ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恐怖のカービン銃

2011年06月11日 00時28分36秒 | ミステリー/犯罪

「恐怖のカービン銃」
1954年 日本 46分
■監督:
 田口哲
■出演:
 天知茂
 三原葉子
 村山京司
 加藤章
 児玉一郎
 上野綾子

●あらすじ
元保安庁(現防衛庁)職員の男が1954年に起こした公金強奪事件を映画化。
天知茂の主演デビュー作であり、その悪役演技はすでにして強烈。
公開直前に犯人が逮捕され話題を呼んだ。
元保安庁職員の車のディーラー大津は、3人の仲間と共にかつての職場である保安庁の経理課長夫婦を誘拐する。
カービン銃で脅して金庫から大金を奪うものの、仲間割れの末に金を全て失ってしまう。
大津は愛人と温泉地に潜伏するが…。
(日本映画専門チャンネルより)

★感想など
映画の冒頭に、本作は事実を基にしたセミ・ドキュメンタリーであると出るが
内容は正にそんな感じで、どうも役名も全て実名っぽい。
と言うことは、映画製作時には全国指名手配中で逮捕されていない犯人の名前を
劇中でそのまま使用し、さらに内容も実際の事件そのまま。
そして公開直前に犯人が捕まるとは、現実と映画の境界が凄いあいまい!
今なら絶対にこんな事は出来ないね!
天知茂は若さ全開で、後年の明智小五郎時代よりも声が若い。
あの渋い声は歳を経る毎に増していったんだね。
上映時間が短いこともあり、内容はほぼ駆け足で進んでいく。
まるでTVのドキュメンタリー番組風であるが、本作の企画に万歳という感じである。
それと天知茂の悪役演技にもね。
予想通り悪役も似合っていて、もっと天知茂の悪役が見たくなる気にさせられる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする