レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

暁の用心棒

2011年06月22日 22時11分58秒 | 西部劇

「暁の用心棒」
原題:UN DOLLARO TRA I DENTI
1967年 伊/米 83分
■監督:
 ヴァンス・ルイス
■出演:
 トニー・アンソニー
 フランク・ウォルフ
 ジア・サンドリ

●あらすじ
ゴーストタウンに“よそ者”がやって来る。
国境に近いその寒村では、不穏な陰謀が進行していた。
合衆国政府がメキシコへ輸送する金の中継地点と知った山賊一味が、横取りを企んでいたのだ。
“よそ者”の協力でまんまと金を手にした一味は、約束の分け前を渡すどころか彼を殺そうとする。
“よそ者”は隙を見て金貨を奪い、逃走するが……。
(DVD Cinefil imagicaより)

★感想など
作られた時代もあるけど、良くあるマカロニ・フォーマットに則っただけの低予算作品。
明らかに「荒野の用心棒」をパクった作りながら、尺が短いのでテンポ良く話が進み、あっという間に終わってしまう。
これは良い事だね。
主人公も寡黙だが、それ以上に寡黙なのが未亡人の人。
この人、一言も喋ってないんだが!
監督も何か喋らせてやれよ。
ちなみに主演のトニー・アンソニーは、結構な泣き顔で、あのアンソニー・ステファンとタメ張れるダメそうな主役。
マカロニの一つの側面を見せてくれる作品である事は間違いないので
コアなマカロニ・ファンは必見かも?
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復讐無頼~狼たちの荒野

2011年06月22日 22時11分26秒 | 西部劇

「復讐無頼~狼たちの荒野」
原題:TEPEPA
1968年 伊/スペイン 128分
■監督:
 ジュリオ・ペトローニ
■出演:
 トーマス・ミリアン
 スーザン・ジョージ
 ジョン・スタイナー
 オーソン・ウェルズ
 ジャンカルロ・バデッシ

●あらすじ
イギリス人医師ヘンリーは、メキシコ革命時の辺境の町に降り立つ。
そこでは、囚人のテペパが処刑されようとしていた。
しかし、兵士が銃を構えた瞬間、ヘンリーはテペパを救い出すと、「自分の手で殺したかった」と告白、テペパに銃を向ける…。
ハリウッドの巨匠オーソン・ウェルズを迎え、マカロニウエスタンらしからぬスケールの大きさで、
メキシコ革命を背景に仇敵同士の確執を描いた知られざる傑作。
(NTT-X Storeより)

★感想など
数年前にタランティーノが本作を観て傑作だと評していたが、正直そこまでは思わなかった。
ストーリーが冗長の極みで、ヘンリーはいつでもテペパを殺せるのに殺さない。
そのだらだら感が、どうにも堪らんかった。
と言っても、まあマカロニ・ウエスタンでは良くある話。
冒頭にお前は仇だと言いながら、結局そいつを殺すのは最後になって。
お決まりのパターンとは言え、今回は尺が長いために余計にそう感じてしまった。
とは言え、トーマス・ミリアンやオーソン・ウェルズが居るマカロニは雰囲気最高だったし
メキシコ革命ものはスケールが大きくなる傾向なため、観ていて寂しくなるような事はない。
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