「暁の用心棒」
原題:UN DOLLARO TRA I DENTI
1967年 伊/米 83分
■監督:
ヴァンス・ルイス
■出演:
トニー・アンソニー
フランク・ウォルフ
ジア・サンドリ
●あらすじ
ゴーストタウンに“よそ者”がやって来る。
国境に近いその寒村では、不穏な陰謀が進行していた。
合衆国政府がメキシコへ輸送する金の中継地点と知った山賊一味が、横取りを企んでいたのだ。
“よそ者”の協力でまんまと金を手にした一味は、約束の分け前を渡すどころか彼を殺そうとする。
“よそ者”は隙を見て金貨を奪い、逃走するが……。
(DVD Cinefil imagicaより)
★感想など
作られた時代もあるけど、良くあるマカロニ・フォーマットに則っただけの低予算作品。
明らかに「荒野の用心棒」をパクった作りながら、尺が短いのでテンポ良く話が進み、あっという間に終わってしまう。
これは良い事だね。
主人公も寡黙だが、それ以上に寡黙なのが未亡人の人。
この人、一言も喋ってないんだが!
監督も何か喋らせてやれよ。
ちなみに主演のトニー・アンソニーは、結構な泣き顔で、あのアンソニー・ステファンとタメ張れるダメそうな主役。
マカロニの一つの側面を見せてくれる作品である事は間違いないので
コアなマカロニ・ファンは必見かも?