レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ジョイ・ウォンの時空伝説

2011年06月28日 23時30分16秒 | SF/ファンタジー

「ジョイ・ウォンの時空伝説」
原題:天地玄門/AN ETERNAL COMBAT
1991年 香港 96分
■監督:
 葉成康(イップ・シンホン)
■出演:
 王祖賢(ジョイ・ウォン)
 林正英(ラム・チェンイン)
 成奎安(シン・フィオン)
 黄秋生(アンソニー・ウォン)

●あらすじ
女幽霊役でブレイクしたジョイ・ウォンと道士役でブレイクしたラム・チェンインが時空を超えて激しい闘いを繰り広げるSF伝奇アクション。
ウェディングドレス姿で刀を構える凛々しいジョイ・ウォンに魅了される。
(MATVムービー・アジアより)

★感想など
何気にジョイ・ウォンが続いてしまいました。
でもどちらかと言うと、本作の主役は林正英と言っていい程、最初から終わりまで大活躍してくれます。
霊幻道士を彷彿とさせる数々の方術は、結構派手めで観ていて飽きない。
と言っても、かなりチープな特撮技術なんですけどね。
シン・フィオンも大活躍してくれましたが、アンソニー・ウォンも素晴らしかった!
全裸シーンありの変態ストーカー役。
ジョイを勝手に拉致し、教会の人間を全員縛りつけた挙句に結婚式を強要。
ジョイが逃げ出そうとするや、自らの足を切り刻むとかもう怖すぎ!
後の『変態天王』の兆しがあちこちに!
でも若い頃のアンソニー・ウォンは、以外とイケメンだった。
しかし本作を観ていて一番気になるのは、ラム道士の一番弟子のやつ。
こいつが寄り目な所もそうだが、何より声がそっくりなんだよアレに。
「お前に食わせるタンメンは無え」に!
一度観てみて下さい。本当にそっくりだから。
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傷だらけのメロディー

2011年06月28日 23時28分50秒 | アクション

「傷だらけのメロディー」
原題:義蓋雲天/A HEARTY RESPONSE
1986年 香港 90分
■監督:
 羅文(ロウ・マン)
■出演:
 王祖賢(ジョイ・ウォン)
 周潤發(チョウ・ユンファ)
 呂方(ロイ・フォン)
 鄭則仕(ケント・チェン)

●あらすじ
刑事のボンは相棒の新米刑事と共に、スーパーで麻薬犯を捕まえようとしていた。
だが、相棒が万引き犯の女性を追いかけたために麻薬犯には逃げられ、
彼女コンサンは怪我をした上に記憶喪失になってしまう。
ボンは彼女をアパートに連れて帰るが、実は記憶喪失というのは不法入国で捕まることを恐れた彼女の芝居だったのだ……。
(videomarketより)

★感想など
これはジャンルが難しい作品だねえ。
ラブ・ストーリーとも言えるし、アクションともサスペンスとも言える。
正に当時の香港映画お得意の、ごった煮映画だ。
一応ベースにあるのがラブ・ストーリーな感じなんだけど、その上にデコレーションされている
アクション等は、のっぴきならないくらいのレベルなスタントだ。
製作会社に見覚えがないから、どこかの独立プロ作品なのかも知れんが
結構スタントが無茶し過ぎな感じで、観ているこちらがハラハラしてしまう。
ラブ・ストーリーとして見ても、中盤からジョイ・ウォンとユンファが恋愛関係になってからは楽しくなってきたのに
ジョイ・ウォンを不法入国させたヤクザが登場してからはハード一辺倒。
殴られる・蹴られて吹っ飛ばされるは当たり前で、背中に刺青彫られた挙句強姦されるシーンは
かなり強烈にショッキングなシーンだった。
田舎から出てきた処女の娘が、こんな目に遭ったら一生トラウマもんだろうよ。
色々と強烈な映画であったが、最後のジョイ・ウォンの仕打ちばかりが強く印象に残った作品だった。
でも流石に香港映画が黄金時代だっただけあって、ラブ・ストーリー的な映画でも楽しく観る事が出来た。
これを機に、もっと他の香港ラブ・ストーリーを観てみようという気になったよ。
でも他にもこの主演二人が共演してる映画って山のようにあるんだよねえ。
そりゃまあ、当時は二人とも大人気だったけどね。
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英雄十三傑

2011年06月28日 23時28分30秒 | 功夫/空手/武侠片

「英雄十三傑」
原題:十三太保/THE HEROIC ONES
1973年 香港 121分
■監督:
 張徹(チャン・チェ)
■出演:
 姜大衛(デビッド・チャン)
 狄龍(ティ・ロン)
 陳星(チェン・シン)
 谷峰(クー・フェン)
 劉家榮(ラウ・カーウィン)
 楊斯(ヤン・スエ)

●あらすじ
唐の末期、沙陀国王の13人の息子たちは将軍として仕えていた。
だが、朝廷の役人が兄弟をたぶらかし、王の暗殺を計画する……。
ダイナミックなアクションで話題となった、中華西部劇風の娯楽映画。
(TSUTAYA onlineより)

★感想など
豪華なセットに、大量のスター、及び大量のエキストラ。
正にショウブラと言える大作の一本。
話の方は要約すると兄弟喧嘩の話で、要はジャギがケンシロウを殺したみたいな話です。
ティ・ロンが途中で死ぬのは物語の展開上分かるんだが、デビッド・チャンの方は。。。
五つに分かれたあのシーンのみが、強く印象に残ってしょうがない作品でした。
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エル・ドラド

2011年06月26日 23時15分21秒 | 西部劇

「エル・ドラド」
原題:EL DORADO
1966年 米 126分
■監督:
 ハワード・ホークス
■出演:
 ジョン・ウェイン
 ロバート・ミッチャム
 ジェームズ・カーン
 アーサー・ハニカット
 エドワード・アズナー
 ミシェル・ケリー
 クリストファー・ジョージ
 シャーリーン・ホルト
 ポール・フィックス
 R・G・アームストロング

●あらすじ
2つの牧場が抗争中の町エル・ドラド。
ガンマンのコールはそのうちの一方から用心棒として誘われるが、
雇い主は腹黒い奴で、旧友の保安官がその悪党と対立していると知り、手を引く。
半年後、とある酒場で、彼は凄腕のガンマンと出会う。
例の悪党の牧場主が自分の代わりに雇ったのがその男だった。
そうと知ってエル・ドラドに引き返すコールだが、古傷が疼きだし、
一方、友である保安官は酒びたりの生活を送るようになっていた…。
(ザ・シネマより)

★感想など
世間一般の評価では、「リオ・ブラボー」は評価が高い。
その名作の焼き直しと評されていたのが本作だ。
そういった意味でわくわくしながら観始めた本作。
そしたらあまりの面白さにビックリした!
冒頭から話が良く転がり、次々と魅力的な登場人物が登場して上手く話に絡んでくる所も見事!
「リオ・ブラボー」と違い、ジョン・ウェインの立場が保安官ではなく、さすらいのガンマンな所も良かった。
「リオ・ブラボー」の時は若手を生意気に扱っていたのに、本作では段々と仲間として迎え入れていく過程も大変良い。
また製作年度の関係か、銃撃戦のシーンが多いのも楽しく
中盤の教会を攻めるシーンの銃撃戦の面白さなんて、マカロニにも迫る勢い!
とにかく脚本が面白く、登場人物とその関係性も魅力的。
銃撃シーンも多くカタルシスもきちんと存在すると言う、正に問題なしの娯楽作。
レレレな映画が好きな人に、ハリウッド製の西部劇でまずはこれと言う作品を聞かれたら
私は「リオ・ブラボー」ではなく本作をオススメしたい。
それ程楽しい一品でした。
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無頼の群

2011年06月24日 23時19分15秒 | 西部劇

「無頼の群」
原題:THE BRAVADOS
1958年 米 98分
■監督:
 ヘンリー・キング
■出演:
 グレゴリー・ペック
 ジョーン・コリンズ
 スティーヴン・ボイド
 アルバート・サルミ
 アンドリュー・ダガン
 ヘンリー・シルヴァ
 リー・ヴァン・クリーフ

●あらすじ
四人の無頼漢に、妻を犯され殺された男。
彼は復讐のために、男たちを追いつめ、一人ずつ殺していく。
そして彼もまた、いつしか残虐無頼な男になっていくのだった……。
G・ペックが執念の復讐鬼に扮するウェスタン。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これは中々の傑作と言ってよいと思う。
と言うか、脚本がかなり秀逸だった。
出だしからこちらの予想を覆してくれたかと思うと、ハリウッド製にしては銃撃戦の応酬ありの
マカロニ的な展開ありのと楽しませてくれた挙句、ラストでどんでん返しが用意されてるとは思わなかった。
でもどんでん返しをしながらも、ハッピーな終わり方をするのはいかにもハリウッドって感じ。
こういったの好きですよ。
なんだかんだ言っても、やっぱり最後はハッピーエンドで終わって欲しいと思ってます。
そういった風潮に対して反発する向きもあるが、私はそうは思わない。
しょせん映画なんて娯楽なんだから、観終わった時には幸せな気持ちになりたいもんである。
意味があるダークな終わり方も好きだけど、なんでもかんでもハッピーエンドを批判する向きは好きではない。
ようは楽しきゃいいじゃん! と言うか楽しんだもん勝ちですよ!
そういった意味では、本作は私はかなり楽しみましたねえ。
何せ悪役が豪華!
一人は御馴染みのリー・ヴァン・クリーフ!
真っ先に殺されますが、この頃はまだまだチンピラ役ばかりだからしょうがない。
でもリー・ヴァン・クリーフは本当に格好いいなあ。
続いてはこないだ「帰って来たガンマン」で一気に虜になってしまったヘンリー・シルヴァ!
この人は本当に個性的だなあ。
個人的にはイタリア(?)の三上真一郎だと思っているんだが、クセがあり過ぎる演技最高!
でも彼に注目したのはマカロニを観ていたからだと思うと、先に「帰って来たガンマン」観てて良かったとか思ったり。
そういった意味ではマカロニのファン程、楽しめるかもしれない本作。
でも普通の西部劇ファンでも充分楽しめる事は間違いない、良い作品なので
ジャンル・ファンな方は是非。
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