きょう11月21日は立川談志の一周忌に当るそうだ。
19日朝日朝刊に、立川談志の言葉が幾つか紹介されている。
・落語とは人間の業の肯定である。
・落語はイリュ-ジョンなんだ。
・今までになかった形式を納得させた時に芸術が生まれる。
談志は異端児風雲児革命家批評家、もしかすると大名人だそうだが、落語家がこういう難しいことを言うとは呆れた。
「円生死して落語の灯が消えた」と新聞が書いたとき、
・何ィ云やぁがる、俺様が居るぢゃあねえか。
ほかにも、
・私は金持ち(品性が低いタニマチ)に切符を買ってもらうほどセコイ芸人ではない。客は来るもんね。
・ヒトラーが「余にとってドイツは小さ過ぎる」と書いた如く、家元(わたし)には落語は小さ過ぎる。
などとも言ってたそうだからますます嫌いになった。だいたい、談志はそんなに上手いのかね。
しかし、以下の言い分には賛成だ。
・落語はきちっとし過ぎると面白くないんだ。
・客は少し面白くても「金取ってるじゃねぇか当たり前だ」と冷たくあしらった。それに比べ今の客はだらしねえ。
日曜の夕方のTV番組「笑点」をよく見るが、大喜利の前に演る漫才(コント)のつまらないこと甚だしい。
客がなんであんな下手な芸人に大笑いするのか不思議である。名指しでヒハンしたいが、名前を覚えるのも癪だ。
そうだ、あれは入場無料だからなのか。
聞き書き「人生、成り行き-談志一代記」は面白かった、.....というより驚いた。
きちっとしてない落語がいいけれど、林家こん平はだらしない落語で好きではなく、はちゃめちゃ円鏡がよかった。
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