中学生の頃覚えた詩だった。
カール・ブッセの詩とは知っていたが、上田敏の訳詩とは知らなかった。
大甘過ぎて、気恥ずかしくて、封印していた。
三遊亭円歌さんが、山のあなあな......とからかって、詩の評判が低落してしまっていた。
マンション販売会社の新聞広告の写真を見て、この詩を思い出した。
場所は北海道襟裳国定公園内の「豊似湖」の由。
手元の85万分の1の地図には載っていない小さな湖。
山の彼方の 空遠く
幸い住むと 人の言う
ああ我ひとと とめゆきて
涙さしぐみ 帰りきぬ
山の彼方の なお遠く
幸い住むと 人の言う
今、この詩を読んでみての感想は、
知足最富。
となるべきだろうが......。
でもなあ、である。
▲画像は「扶桑レクセル」の新聞広告の一部分です。湖面の皴が取れませんでした。
豊似湖へは、検索欄に「サンマン」と入れて、ポチッとやると到着です。
ようやくこのページまで読み終わりましたぞ。
仕事の忙しさにかまけて貴ブログ拝読をおさぼりしておりました。わたしはPCは祝祭日には開きませんので、この連休後半が終わったときの記事を楽しみにしております。天気に恵まれそうですので、また、貴兄は各方面に出向かれるのでしょうね。
私の予定は最終日に、落選した同窓生らと、同じく同窓生がワンマンショーをやるシャンソン・ライブを聞きに新宿までゆくのみです。夜のショーなので、早引けの予定です。さもないと、小川村まで帰れない。
ジェームズ
『山の彼方の』のblogを読ませて戴きまして、あっという間に、30年ぐらい前の過去の旅をしてきてしまいました。(笑)
まだ、世の中の汚いものなど、な~んにも見えていない頃で、上田敏訳の詩集を胸ときめかせては うっとりとしていた頃です。
・・・『落ち葉』?!だったでしょうか、
「・・・秋の日の ヴィオロンの ため息の ひたぶるに うら悲し・・・」とかなんとか・・・
私は、これが大好きでした、また、この頃五木寛之さんの小説もよく読んでいたことも思い出しました。
そのお陰で、意外に、今でも、夢の中に住まわせて戴いているのかも・・・???と思いにふけった今日の夕べでした!(笑)
ヴィオロンの溜息を聞いたら、島崎藤村を思い出しました。
峠を越えれば、佐久の口笛。
GWが過ぎたら、ひとっ走りしてくるか、という気分になりました。
シャンソンには「暗い日曜日」という歌がありましたっけ?
今度の日曜日、森男は「端唄の会」です。
黒ずくめのダミアより、ずっとずっと素敵なお師匠さんですよ。
明るく嬉しい日曜日になるはずですが......。