飯能の裏町に「いいなぁ」と思っていた分れ道がある。
電柱や看板を嫌っていては写真を撮る場所が無い。構わずパチリした。
「小島喜八郎小展」の記事に載せる椿の絵を探していたら、同じ場所の切り抜きが出てきた。平成3年3月に文化新聞社が創刊した同人誌「飯能ペン」の挿絵である。
写真右奥にあるマンションが絵には無く、周囲の家の趣も大分違っている。
変わらないように見える飯能の裏通りも、10年もすると大分変わるものである。ましてナマ身の人間は......。
小島喜八郎「仲町」
先生を知ってからおよそ20年。先生は少しも変わらなかった。
文章も上手かった。優しく野心が無かったので、人気は飯能日高周辺に限られるようだ。
横尾忠則「腰巻お仙」
グラフィックデザイナーだった横尾忠則氏は、アングラ劇場や浅丘ルリ子の怪しいポスターで全国的な人気があった。
文章も上手く、八面六臂の大活躍。ポスターの後は滝、今では分れ道を描いているようだ。
横尾氏の油絵は、ポスター同様にどことなく隠微猥雑。嫌いではない。
だが電車に分れ道を転写するのには「どうもなぁ」と腰が引ける。横尾電車は桜木町事件のように悲惨不気味である。
他の賑やかな図柄は沿線風景に似合わない。JRもどうかと思うが、恐らく横尾魔術に目が眩んだのだろう。
電車を広告で包むことが流行している。電柱や電線のように横暴で嫌いだ。
近頃、西武鉄道も広告で電車を包むようになり、さもしくみっともない。
小島先生の水彩画を窓下に小さく写し、飯能日高にハイカーを招くなら「まぁいい」と思うが.........。
芸術新潮3月号では「Y字路」ですが卑猥なので、「別れ道」にしました。
いきなり時間を乗り越える。
同じ場所の移り変わりを見るのも好きだ。
スケッチ、手前の家の壁にあるポスターは・・・
浪速千栄子だろうか、松山容子だろうか・・・
〔°Δ°〕
名画 名歌 名場面をデジカメでなぞる
団塊世代の趣味として お勧めできますね
スカイツリーのような 名物の建設途中記録も あとあと貴重なものになります
医者は オロナインは効かない と言いますが 痔に効きますよ