銀杏の実から思うこと
哀しい空色今日の空晴天晴天、今日も朝から青空が広がって、爽やかな清涼感が漣となって緩やかに流れている。歩いたり、走ったりするには丁度いい朝夕の雰囲気の中で、少し背伸びして距離を歩く......
対の銀杏
銀杏科の落葉高木が描く秋の黄葉は1本でもその美しい存在感をみせる銀杏、
私の好きな銀杏が晩秋に黄色に染まるのが雌雄の異株、花は春の新葉と共に生じ雄花は穂状、雌花は花柄の先端に二つ咲く。
この大銀杏の高木が私がいつも歩く寺への山門入り口に対で植えられており、
晩秋には大銀杏が黄葉し見事な染まりを披露する。
山の紅葉が里に下りはじめると「この銀杏はどうかな」そう思いながら対の銀杏の前に立ち表情を追いながら「私は後何度君たちに逢えるかな」そう問いかける私。
いまはまだ夏色の緑が美しい。
対の銀杏
きみがこの地に植えられてから
何年経っているのだろう
いつも対峙しながら思う
私より長く生きて
この世の推移をみて来ているから
あえて聞くまい
苦悩悲しみに心痛めたことを
いま二人が染まりの季を迎え
愛を確かめるように少しずつ染める
微笑む姿が美しい対の銀杏。
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