椿の散り
藪椿藪椿もそろそろ終盤かな薮山に見捨てられたように咲く薮ツバキ桜の影に隠れて、ひっそりと咲く椿人に綺麗・・・素敵、一言言われることなく埋もれ咲く椿薮ツバキ、里ではこの陽気で桜は満開...
椿の散り
椿の散りをみたのが昨年は4月の末、この春の椿は終わり花は全て散っているだろう、
そう思いながら5月初めに椿の多い谷に入り、藪蚊に悩まされながら谷を詰めたが椿の花をみることなく稜線に出て「この谷の椿は終わっている」そう思いながらいつものように二つのピークを越える。
その二つ目のピークを下った所に椿が2本有り、その椿には二桁ほど花が残り、樹の下にはまだ朽ちない椿が散らばり「そろそろ私も終わり」そう告げている。
「ここの椿はまだ咲いているか」
そう思うとうれしくて暫く立ち止まり最後の花を見上げ、
「来週この椿は残っていないか、次に会えるのは来春か」そう思うと別れの寂しさがこみ上げる。
一花との別れ
人との別れと違い
私の生が在るうちはまた会える
そう思っているから
愛する人の別れと違い
悲壮感はない
花は咲けば散る
そう分かっていても
花の見納めは何となく寂しい
花の終演。
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