里山の藪椿

ツバキ

１月作品２０１４作品２０１３２０１２年から２０１３年に変わり、今日は１月１日、いつものように夜が明け、太陽が昇り、いつもと変わらない風景が広がっている。少し違うのは外に人が少なく、......

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藪海石榴
椿には園芸種を含めいろいろな種類がありそのなかで私が好きなのは藪椿、冬の寂しさが和水仄かな春の香りがこぼれる頃、里山の藪椿が咲き始める。
椿の飾り気のない深紅の花が私は好きで、その冬が和みはじめる３月の初め頃から椿の花を求め谷から尾根に向かう山道を歩く、
その谷筋に茂る椿の小枝の先に咲く一輪の花、花は落ちても直ぐに褪せず落ちた紅い花のなかに花の執念を知る。

椿

樹木を彩る紅
その狂おしく燃える一輪は
私に何を告げる

恋の儚さか
終わりか

花は落ちても形を崩さず
美をみせる

その執念こそ
花のPride。