蝉の想いで
蝉蝉の生きた時間蝉目覚めた夏の住人暑い流れる夏はすべてのものから行動を奪うセミ&虫夏空になって数日過ぎただけなのに、町の表情は一変して、空も地表も熱く、数分歩くだけで体から汗が滲み......
夏の一コマ(蝉)
私の子供の頃は茅葺の家なので夏は涼しく昼は窓を開放し風を通し、夜も同じようにしないと眠れず、その分蚊が多く、蚊対策をしないととても安眠できない。
そのため寝る時の蚊帳は必須アイテムで、いま蚊帳を知っている人は少なく蚊対策の便利なものが販売され蚊帳を必要としない時代。
その頃の神社は私達の遊び場であり蝉の宝庫、いつも夕方になると神社で蝉の穴を探し、見つけては細い棒で幼虫を捕まえ、夜の蚊帳に止まらせ孵化させ放して遊んだ夏、
その頃の蝉はアブラゼミが多く、いま町でみるクマゼミは視ることのない時代、
そのアブラゼミがいまはクマゼミに変わっている。
いま、窓の外で騒ぐ蝉もクマゼミである、それにしてもよく鳴くし、よく騒ぐ。
一コマ
碧空の下
暑さを和らげる風が吹いている
その風は温く
暑さを忘れることが出来る
そんな風
・・・
唇を奪う風
そう言って風を抱きしめる
風は私の身体からスルッと離れ
感触を残し
街のなかに消えていく。
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