雑木の森
夏を歩く沢の和がれ通り雨夕立バランスの崩れが齎す夕立というより雷雨に近いコップに満たされる一杯の水、夏空は一瞬にして変わり、朝の空にはあの雨期の再来を思わせる灰色の雲が広がって、雷......
雑木の森
私が日常歩く森は低い山の尾根に広がる。
普通は植林された森と自然の雑木で構成されているが、私の歩く森は植林地帯がなく雑木の自然林で大部分が橡、コナラ、松などで構成されている。
この雑木林、夏には意外と陽射しを遮り、晩秋には濃い鮮やかな染まりを魅せ、冬には落ち葉が森を埋め、歩くとリズミカルな音色を森のなかに響かせる、
この人模様に似た雰囲気と営みが好きで私は四季を通し訪れ楽しんでいる。
劣等生
私が歩く森は
どちらかというと劣等生で
捻くれて素直に伸びる樹木は少なく
生存競争も激しく
敗れたものはその残骸を曝す
森に雨が降れば
崩れる大地に定位置を奪われ
至る所で倒木となって横たわる
それが現実
でも
彼等はその環境にも負けず
いまを生きている。
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