初冬
雨上がり晩秋この時期に降る雨は全体のトーンを下げ暗く、寂しく、彩は見せ始めた一葉の木の葉も雨に濡れこの暗さ、寂しさに色を添える。わずかな温もりを蝕みながら咲く、秋の名残花の美の衰え...
初冬
季節は秋が終わり冬である。
そのスタートは雨で始まり一日中愚図ついてその雨もようやく上がり、今朝は昼前から青空が覗き角の取れた風は意外と暖かく過ごしやすい。
これも夕方まで、予報はそう告げていたが意外と陽射しは残り、寒くなる気配が感じられない。
わずかな暖かさを感じながら冷め始めた珈琲を手に取り口に運ぶ、この温めの雑味のある味が丁度いい、いま静かな時間がゆったり流れ染まる街の紅葉が美しい初冬。
適温
今朝は初冬の割には暖かく
あの
身体に抱きついて
唇を奪う
あの強引さがない
そう
雑味が美味しい冷め始めの珈琲
この感触こそ
今朝の私の適温。
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