冬への恋文
時雨模様空はからを垣間見たり&をみたり目まぐるしく変わる一日になりそう冬空。空の地平に津波となって立ちはだかる重く、暗い壁、その頂から崩れるように落ちてくる雲の塊、その砕け落ちた....
冬への恋文
冬の知らせが一通の手紙となって私のところに届く。
寒気による朝夕の冷え込みで、この町でも初冬の彩りがみられるようになり、読み終えた手紙を握りしめ、落葉を踏みしめながら歩くこの頃、冬に入り木の葉も色鮮やかに染まって、読み終え千切り裂かれた美しい破片が空に舞いながら散って行く冬の一日、
そこには哀しい表情はなく、うれしそうな顔をみせながら落ちて行く。
この彩との出会いはいつも一通の恋文となって届き、染まりと散りにいつもときめき、わくわくしながら別れの序曲となって舞台は終わる。
恋文
冬から届くいつもの手紙
白い封筒に多彩な彩がいっぱい詰まり
いつも冬の初めに届く
私宛の恋文
日々一枚・・めくるたびに変わる彩り
終わりは儚く哀しく
繋いだ手が剥されるように離れ
染まった木の葉がパラ・・散って
無数に散らばる炎の残像
この色彩の競演
感動の余り呆然と立ちつくす
私
いつも初冬に届く恋文に心は躍る。
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