桜の終演
さくらの終焉さくらの終焉桜の終焉散り、雪が春の雨によって融けるように雪柳の花が雪解けとなって消滅していく、さくらより先に咲いて美の存在感を示していた雪柳、その雪柳が桜の散りに合わせ......
染井吉野の終演
花が咲くまでこれほど話題になり人を待たせる春の花はなく、また咲けば多くの他人を花に引き寄せ、歓喜させ、わくわくさせる。
その染井もいまは本州の最北辺りで満開か?そう思う染井吉野、
いま、染井に変わり八重桜がピークを迎え至る所で花を咲かせているが染井程人気はなく、花の下で立ち止まる人は少ない、
桜は何も染井吉野だけではないのになぜか桜≒染井吉野となっていて、私の好きな山桜はいつも蚊帳の外でひとり寂しく里山で咲いている。
私が山桜に逢いに行くと「私、独りに慣れているから」そう言って優しい笑顔で笑う。
桜の終演
桜の花弁は色褪せない
儚い時のなかで
化粧を保ち
その終わりを予知し
花びらを一枚・・散らしていく
この果て
春に降る一片の牡丹雪となって
想い出を残し消える。
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