冬が存在感を示している

奪われた温もり

立春が過ぎたと言うのにまだ・・冬の気配を体中に受け感じる。
空に浮かぶ雲には雪雲が交ざり、絡み合ったりしながら解れるようで解れない、
男と女の絡み合いの模様を見せる今日の空、
時々青空を広げ何とか春の体裁を保っている。

しかしまだ寒い・・・
昇り始めた陽射しに、少し春めいた温もりを感じるだけまだましかも。

風

生きている証し
すべてがうまく噛合って作られる温もり
その温もりを奪う
風
・・・
そういまの私の天敵
なぜなら
この私から貴重な身体の温もりを奪っていく

守って
暖めて
保存しているのに
寄こせ・・
そう言っている

纏わりつかないで
去れ
離れて
そう言っているのに抱きついてくる
風

今頃の風は
せっかく暖めた私の大切な温もりを奪う
嫌なストーカー。