終焉を迎えた芝さくら
さくらを追うように咲く芝さくら4月も終わり、初夏の模様と夏花地表ではさくらに変わってこの花が満開に近い。芝さくら、葉を拡げ、空を蔽い始めた木の葉の鮮やかさ、柔らかい和紙に染まった一...
終焉を迎えた芝さくら
初めは釜戸の炎のようにチョロ・・燃えていた花の彩、その咲き始めの花が初夏めいた陽射しを受け、一気に燃え上がった芝さくらの開花、
その鮮やかな花色が一週間ほど続いていた頃、雨に見舞われ少しダメージが出たな、そう思った矢先に崩落するように訪れた花の終焉。
全体に色彩が鮮やかな花だから色落ちの落胆の表情は謙虚に現れ、今日の雨の中では種火として細々と花が残る芝さくら。
終焉
多年草の芝さくらが描く第一章
開花
目覚めと芽吹き
蕾を膨らませ
咲いて魅せて散る
花の終焉
人はなかなかこうは描けない
唯一多年草に与えられている表現
散り
花の終焉
この哀しい言葉
花は嘆くことなく恋に別れを告げ
涙を流し
次の恋に命を繋ぐ。
雨に濡れ 緑鮮やか 山桜
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