藪椿への思い

咲への期待

昨日、さくら昨日クロッカスクロッカスクロッカス、３月に入ると私が訪れる植物園にも春を告げる花がいろいろ咲き始める。そのひとつにこの花があり、丁度今頃は咲き始める梅に人々の視線は移っ......

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藪椿に思う
いま冬が終わり春めくなかで思うのは花木の咲き、
そのなかで一足早く咲くのが私の好きな藪椿、冬と春が交差するなかで灯りを燈すように咲き春の訪れを告げる藪椿の花、
その咲きはいつも２月半ばを過ぎた辺りから、その頃になると暖かい日が多く花もその暖かさに釣られ花が咲き始める。

花の咲きは恋の芽生え、求める情熱、想い、花に逢えた時のときめき、その逢瀬は人の生の根源であり想いは期待。

期待

冬の崩落のなかで萌える
未だ見ぬ春の一花
淡い燈火

そのひとは藪椿
この日和なら咲いてもいい頃

花を求め
不安と期待を抱きながら
暖かい野辺路を歩く。