染め
落ち葉落ち葉寒露10月8日の寒露を過ぎても気温は下がらず、以前として私の住む町では30度前後で推移している。もう暦の季節では秋も半ばである。それにしてもいつもの心地よい秋の爽やかさ......
染まり始め
10月も下旬が近いと秋はそろそろ晩秋である、とはいえ街中の落葉樹に思惑があるのかまだ母体と別れたくないのかその染まりは微妙で。
そのなかでいち早く春を知らせた桜の樹木の一葉には黒髪に白髪が混ざるように染めの兆しがみられ「もうこの冷えで桜の一葉が色付いている」
そう思う気温の上がらない曇り空の一コマ、紅葉する落葉樹は数種あるがこの町ではこの桜とモミジバフウが一足早く染まる。
この染まり始めも今日の空の下ではせっかくの薄化粧が周りに映えず暈けてみえる。
染め
桜の一葉が別れ色になって
そろそろ私も彼方を捨て眠る頃かな
そう告げる桜の染まり
染まりは別れを迫り
哀願は数日で終わり滴となり別れ散る
桜の一葉
染め
それは桜が秋に描く一枚のArt
展示がこれで終わる。
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