湯気
朝の目覚めが遅くなった・・・
感じるこの頃。
そんなに寒いと思わないけれど、我が家はカーテンは二重にしている、
その二重のカーテンを朝の妖精が、静かに私の目を覚まさせないようにそっと開けて、
窓から覗いている・・・
「おや!もう朝かな?」
「でも暗いな・・・曇りかな」
昨日はいつもの星がひとつだけ輝いていた。
いつから私の瞳からあの満天の、金平糖の一杯入ったバケツを蹴飛ばして、
金平糖の散らル夜空が、いつ、私の記憶から消されたのだろう。
「悲しいな・・・星が、そんな事考えなくなったことが」
そんな事を呟きながら「おはよう」外に話しかける。
外を覗くと、東の水平線がオレンジの帯を一直線に延ばした感じで、両手を繋いで湧き上がる感じで、明るさを増してくる。
「朝だ・・夜明けだ、今日も晴れるぞ、嬉しい素直に嬉しい」
オッサンの顔がほころぶ。
側で愛犬が素知らぬ顔で、何を考えているのかな、そんな軽蔑の顔で見ている。
こんな日はモーニングコーヒータイム。
ひとりごそごそ起きて、いつもの愛用のマグカップにインスタントコーヒーを入れ、
熱いお湯を注ぐ。
ほんの一瞬、いい香りが揚がって消える。
まるで今の私の恋のように・・・蘇って直ぐに消える。
「儚いね・・・オッサンの恋は」
一筋の湯気が語っている。
朝のインスタントコーヒーだけれど、
木の香りが漂うテーブルの上において、昇り始めた朝日をあて透かしてみると、
逆光のなかでゆらゆらと私の吐息を浴びて揚がる。
この湯気、冷めていない私の熱き想い、
目覚めているあなたにそっと送るあなたへの手紙、
一言「おはよう」ただそれだけ・・・
朝のセルリアンの空が素敵だから、私があなたに送る朝の一ページ。
朝の目覚めが遅くなった・・・
感じるこの頃。
そんなに寒いと思わないけれど、我が家はカーテンは二重にしている、
その二重のカーテンを朝の妖精が、静かに私の目を覚まさせないようにそっと開けて、
窓から覗いている・・・
「おや!もう朝かな?」
「でも暗いな・・・曇りかな」
昨日はいつもの星がひとつだけ輝いていた。
いつから私の瞳からあの満天の、金平糖の一杯入ったバケツを蹴飛ばして、
金平糖の散らル夜空が、いつ、私の記憶から消されたのだろう。
「悲しいな・・・星が、そんな事考えなくなったことが」
そんな事を呟きながら「おはよう」外に話しかける。
外を覗くと、東の水平線がオレンジの帯を一直線に延ばした感じで、両手を繋いで湧き上がる感じで、明るさを増してくる。
「朝だ・・夜明けだ、今日も晴れるぞ、嬉しい素直に嬉しい」
オッサンの顔がほころぶ。
側で愛犬が素知らぬ顔で、何を考えているのかな、そんな軽蔑の顔で見ている。
こんな日はモーニングコーヒータイム。
ひとりごそごそ起きて、いつもの愛用のマグカップにインスタントコーヒーを入れ、
熱いお湯を注ぐ。
ほんの一瞬、いい香りが揚がって消える。
まるで今の私の恋のように・・・蘇って直ぐに消える。
「儚いね・・・オッサンの恋は」
一筋の湯気が語っている。
朝のインスタントコーヒーだけれど、
木の香りが漂うテーブルの上において、昇り始めた朝日をあて透かしてみると、
逆光のなかでゆらゆらと私の吐息を浴びて揚がる。
この湯気、冷めていない私の熱き想い、
目覚めているあなたにそっと送るあなたへの手紙、
一言「おはよう」ただそれだけ・・・
朝のセルリアンの空が素敵だから、私があなたに送る朝の一ページ。
「この空 一日限りかも 」
の世界が好きです。
部屋の 明るさや コーヒーの香りがしました。
読者登録させていただきました。
どうぞよろしくお願いします。