四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

小さな栗の毬が落ちていたよ・・・

2008-08-12 | Weblog
初秋。

空のブルー、浮かぶ白い積乱雲、深緑の樹海の森に燦々と降注ぐ木洩れ日。
熱く焦がれた黄土の砂、渚を洗う細波、紺碧の藍の海。

夏が未だに居座っている。

暑い・・・
動くだけで襲ってくる汗、
全てがこの太陽の下で喘いでいる。

求めるのは水
夏のなかで干からびた
心と身体を
初秋の風と薫りで満たしていきたい。



乾いたアスファルトの上に
散らばる骸

そろそろ終演か
愛した人に看取られることなく終える短い命
哀れ

そこには
見送る人も灯される明かりもない燈る灯りもない
寂しい野辺の送り
哀れ・・・

余りにも悲しい別れ
骸は埋められることなく朽ちて土に帰る

祈ろう・・・君のために
この夏の舞台を演出してくれた
独りの俳優に。

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