笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

「事故米」-そんな言葉があったんだ

2008年09月15日 17時45分53秒 | 日々雑記
「事故米」という言葉をこの事件で初めて知りました。
なんだか言葉として妙じゃない?というのが私の最初の感覚でした。
でね、改めて「事故」という言葉を大辞林で調べたんです。

「事故」:悪い出来事。思いがけず起こった災難

とあります。次に「事故米」についても調べてみました。事故米って平べったく言うと、「国際貿易のしがらみで、海外から80万トンくらいのお米を輸入しなければならないんだけど、その中には農薬で汚染されているお米や腐ったお米もあって、そういう基本的に国民の口に入れてはいけないお米」のことを言うのだそうです。
ここまで調べて、それぞれの意味がわりました。つまり、

しかたなく輸入したお米の中に、な~んと!、食べられないお米があった。こりゃとんだ災難だ、と。

でもね、それを「事故車」や「事故現場」と同じように他人事チックに、「事故米」という言い方にまとめてしまう役所の感覚ってどうよ、と思うのです。「事故米」では心理的な抑止効果も怪しそうです。
決して口に入れてはいけないのであれば、それが言葉として確実に相手に伝わるような名前付け、例えば「食用厳禁米」、「工業製品特化米」といった、それ以上のものになりようのない名前になぜ出来ないのか、と私などは思うのです。(もちろん関係者はそのお米がどのようなものかは知っていたわけですが)。

ここ数年、食品に絡んだ事件が起きていますよね。
牛肉BSE問題にはじまり、牛肉、豚肉、鶏肉、魚の産地偽装、賞味期限切れ素材を使った雪印牛乳、白い恋人、ペコちゃん商品、農薬入りギョウザ。。で、今回の事故米。100歩譲って肉の産地偽装程度なら(飛騨牛なんかめったに食べないし)、肉が安全ならば目もつぶります。白い恋人やペコちゃん商品しかり。でも残留農薬や汚染物質にまみれた野菜やお米なんて本当にとんでもないことです。飛騨牛食べなくても野菜やお米はほとんどの国民が口にするものです。日本の政府は国民の生命を守る気概があるのか、といいたいです。「命に別状はないから」では、決して済まされることではありません。「人の口に入るものに間違いはあってはならない」のです。

我が家では、ダイエットのこともあり、最近ほとんどお菓子類を買わなくなりました。(お酒はもとより嗜みません)
でも、時には季節の和菓子やおこわご飯を買って帰ることもあります。特にもち米を使ったお赤飯は、これからの季節、いろいろな行事に欠かすことはできない食品ですよね。お煎餅しかり。団欒のテーブルに乗っている、お酒やお赤飯やお煎餅に「事故米」が使われている可能性を疑わなくてはならないなんて、それこそ最大の「事故」だろう、と思ってしまうのです。
でも今日は敬老の日ですし、食べましたけどね、お赤飯。(^^)美味しかった~♪

※写真は、昨日の十五夜のお月様
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