笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

新聞は「眺め」よう

2010年10月11日 12時26分41秒 | 日々雑記
今放映中の日経新聞のテレビCMです。

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上司:紙媒体の新聞を持っている
(多分新入社員):iphone のようなタブレットツールを持っている

「社会人になったら、日経っていうけど」。。。「何で読むかはボクの自由だ」
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というもので、毎回「そりゃ~あんたの自由だよ」と突っ込みをいれおります(^_^;)

昭和30年代生まれの古い人間ですが、一応IT業界の隅っこで長く仕事をしていますので、デジタルライフのメリットは十分に知っています。インターネットの普及はこれはもう「産業革命」です。
デジタルツールを使いこなしてのビジネスは人の2倍3倍の情報量と、人の1/2、1/3以下の時間の節約を約束するものです。なので、この新人くんが「気になる情報、仕事に必要な情報をネットでいち早くゲットすれば効率いいじゃん」と思うのも当然で、「上司、いい部下を持ったね」と思います。

ただ私的に、このCMの惜しいところは、その後上司がくだんの新人くんに機器の使い方などを教えてもらっているシーン(おそらく)が続くところです。
ここは上司として、「おう、実は自分も!」などとさりげなく胸ポケットから、同じツールなどを取り出して欲しい!
さすが日経を読んでる企業の人間は違うよね! なCMになったことでしょう(^_^;)

で、さらに私の個人的な希望としては「紙媒体の日経も、こんなにいいよ」と上司が部下に教える、というバージョンがあってもいいのではないか、ということなのですね。

勝間和代さんが一時期「物事を俯瞰する」という言葉を流行らせたことがありましたが、新聞の紙面を広げてざっと紙面を見渡すことは、まさにこの「俯瞰」にほかならないと、私は思います。
興味のある記事はもちろん、「へ~」とか「え?、そうなんだ」という思わぬ情報にかならず「出会える」はずです。
いい仕事のきっかけって、そういう「思わぬ情報」「些細な情報」をつなげて、大きな流れを意識したり構築することでもあるはずで、だからくだんの上司にはそういう「先人の叡智」みたいなものをこの新人くんに諭して欲しい。

両方使えて、初めて「日経読んでます」と言えるのだ、新人よ、と。
世の中の情報をこまごまと取り入れていれば、合コン直前に「女性の気を引くためのネタ本」にいらぬ出費をせずに済むのだ、新人よ、と。
言ってやれ上司! と心から思うのです。

そんなCMの続編、作りませんか日経新聞さん(^^)
コメント
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