笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

「プリズナーズ」 ~誰かジェイクも助けてあげて…

2014年05月17日 10時35分11秒 | 映画
ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール共演♪
ということで、(例によって)レディスデーに観てきました。

自分の愛するものを、自分以外の者の意志によって奪われたとき、
その相手をどこまで「追い詰め」られますか? または「追い詰め」ることが許されますか?

「そのとき、あなたならどうする?」

というストーリーで、父親役のヒューと犯人を追う刑事役のジェイクを両輪に、捕えようとするもの、囚われるものが二転三転、最後まで緊張感いっぱいの作品でした(^^)

エンドロールを眺めながら、事件が解決し、当事者の家族はおそらくこの地を離れることになるのだろうな。そして二度と会うこともないんだろうな…。と思った時「いや、まだ囚われたままの人間(プリズナー)がひとりいる!」ということに気づいたのです。

ロキ刑事

そういえば作中ではロキ刑事の背景を妄想させるような会話が結構ありましたよ。
で、ここからは私の妄想ですが…

・彼はとても優秀な刑事である。
 →「これまで担当した事件を、すべて解決してきたそうね」

・刑事の仕事にとても情熱を持っているし、仕事を愛してもいる。
・もっと大きな都市で仕事をしていたがなにか理由があってこんな田舎に飛ばされてきたのかもしれない。
・でも腐ることを良しとせず、同僚以上の仕事をしている。(腐ったら負けだと思っているのかもしれない、希望を捨てていない)
・そのせいで、いつも単独行動である。(あるいは同僚を望めないほど小規模な地方の警察署にいる)
・いつか、もとの職場に戻りたいと望んでいるのでこの地で家族を持たないでいる。
 →「そろそろ、ここで女房もらって子供を作れ」

・上司(署長)は、ロキ刑事の仕事を積極的に応援することはない。


・黙々と成果を上げる彼を「絶対に手放したくない」と考えている。(失態があった時でさえ)
 →「これでお前を州警察にとられなくて済む」

・そして彼は、この地で警察官として出世することもなく生涯を過ごすことになるのかもしれない(と考えながら職務に当たっているのかもしれない)。。

被害者である父親のヒューの行動にばかり目が行ってしまうこの作品ですが、本当の主人公は実はロキ刑事なのでは? などと私などは思ってしまうわけです(-"-)

作品では決して触れられることの無かったプリズナー。
これから鑑賞する方は、そのあたりにも着目して欲しいな~と思います。
コメント
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