2023年GW ファンタスティックビースト巡り in 向ヶ丘遊園界隈 ～その2

長念寺の山門と本堂は「川崎市重要歴史記念物」なのだそうです。

長念寺山門（1854年上棟）

霊獣うじゃうじゃ感半端ない山門。お友達も「こっちにアレがある」「あっちにもアレがある」、「すご～い、彫れそうなところ全部彫ってる～」と驚きの声。
大きな虹梁がふたつ。手前の木鼻が龍で後ろの木鼻は獅子、それぞれにゴージャスな蟇股（中備えの彫刻）。もう、どの順番で写真撮ればいいのか(^_^;)落ち着け自分、と言い聞かせます。

まず、水引虹梁（正面）の振り返り型の龍の木鼻。吽形の手には宝珠　持ち送りは松に鳩(?)

3羽の鶴が彫られている水引虹梁と蟇股

鳳凰に笙（しょう）を聞かせる楽師(?)

そして、奥の虹梁の木鼻は牡丹を咥える獅子

牡丹がやや枯れかけている？(^_^;)

奥の虹梁の蟇股

笛（左）と箏（右）で龍をなだめる天女たち(?)

門扉には、獅子と牡丹の彫刻
向かって左側に描かれている牡丹と獅子

向かって右側に描かれている牡丹と獅子

これ4枚でひとつの物語になっているのでしょうかね～。蟇股に描かれた彫刻といい、解説が欲しいよ～(>_<)

広々とした境内にある、堂々とした本堂（1824年上棟）

唐破風懸魚は鳳凰、鳳凰の奥には琵琶を奏でる楽師(?)それに聞き入る動物と人(?)　

水引虹梁の蟇股は龍

木鼻は正面に獅子、側面に獏

それぞれの持ち送りは玄武と亀　よく見ると、更に小さな亀が波間に隠れておりますよ。

「奇跡の亀だ～！」とおばさんズは大はしゃぎ＼(^o^)／
職人さんの遊び心が伺えます♪

さてさて、朝8時30分からず～っと歩きっぱなしの私たちでしたが、ようやくランチタイムでございます。場所は向ヶ丘遊園のイタリアンレストラン、サンジョルジョ。

充実の前菜と、程よいもっちり加減のピザマルゲリータとバジル系のパスタ（名前存じません）はどちらもと～っても美味しかったです。ごちそうさまでした(^^)

そして今回のお土産は、中央林間の「メゾンジブレー」で、神奈川県名菓展菓子コンクールの観光みやげ品の部の最優秀賞を受賞した「湘南ゴールドケーキ」を購入

しっかりした柑橘系風味の、全く甘くないバターケーキ。キンキンに冷やして食べて正解かな(^^)

いや～、2023年のゴールデンウィークも充実のファンタスティックビースト巡りでございました。
川崎市は東海道線沿い・南武線沿い・小田急線沿いと広いので、ちょっと楽しみなエリアになりそうです(^^)