先日来プチはまり状態だった映画「遠い空の向こうへ」の原作「ロケットボーイズ」を読み終えました。
映画と大きく違うのは、主人公を影に日向にと支え続けた母親の存在の大きさでした。
少年ホーマーの伸びやかな感性と人を引き付ける性格はきっとこのお母さんから受け継いだものだったんですね。本当にステキなお母さん、そしてステキな女性です!(映画では台詞こそ多くはなかったけれど、なるほど、母親役を演じた女優は目配せや表情一つ一つでこの母親の魅力を演じていましたっけ)
そして、ロケットボーイズ全員が科学コンテストに優勝したおかげで大学に進学できたわけでもなく、ひとりひとりがロケットを作りながら、ゆっくりじっくり自分の進路を見つけ、人生に踏み出してゆく姿も描かれていて、映画→原作の順で正解だったな、と感じています。
作品の中で私が一番好きなくだりは、ロケット作りに役立つだろうと、化学担当のライリー先生が「誘導弾ミサイル設計の原理」(ロケットボーイズが作ったのは実はミサイルなのですよ。。。(笑))なる本をホーマーに手渡して言うこの一言。
「私はあなたにその本をあげるだけ。なかに書いてあることを学ぶ勇気は、あなたがもたなければならないのよ」
草思社「ロケットボーイズ(下)P45」
なんてすてきな先生なんでしょう!
このくだりで、私も中学生当時のことを思い出しました。
音楽の授業で初めてビバルディの「四季」を聴き、とても気に入ったのです。そこで音楽のS先生に、この曲のレコードが欲しいのですが、と言ったのです。その1週間後、「はい」と手渡されたLP盤レコード。
「ビバルディなら、イ・ムジチの四季がお勧めよ」とS先生は言いました。 その時のうれしかった気持ちは今でもよく憶えています。
(もちろん代金はお支払いしました!)
大人になった今、ライリー先生もS先生も、「それ」を手渡した時の子供の喜ぶ顔を想像していたんだろうな、ということがわかります。
ロケットボーイズが、本当に多くの大人たちに支えられていたんだな、としみじみ感じながら読みました。これは子供とそのまわりの大人たちのお話でもあるんですね。
翻訳もとても良くて、実は原書まで手を伸ばす予定なのです。とりあえずお得意(?)の斜め読みで挑戦するかと。。。(まさに訳本もあるしね)
380ページくらいあるのでかなり敷居が高いのですが。
「なかに書いてあることを学ぶ勇気は、あなたがもたなければならないのよ」
ライリー先生、了解です!(笑)
映画と大きく違うのは、主人公を影に日向にと支え続けた母親の存在の大きさでした。
少年ホーマーの伸びやかな感性と人を引き付ける性格はきっとこのお母さんから受け継いだものだったんですね。本当にステキなお母さん、そしてステキな女性です!(映画では台詞こそ多くはなかったけれど、なるほど、母親役を演じた女優は目配せや表情一つ一つでこの母親の魅力を演じていましたっけ)
そして、ロケットボーイズ全員が科学コンテストに優勝したおかげで大学に進学できたわけでもなく、ひとりひとりがロケットを作りながら、ゆっくりじっくり自分の進路を見つけ、人生に踏み出してゆく姿も描かれていて、映画→原作の順で正解だったな、と感じています。
作品の中で私が一番好きなくだりは、ロケット作りに役立つだろうと、化学担当のライリー先生が「誘導弾ミサイル設計の原理」(ロケットボーイズが作ったのは実はミサイルなのですよ。。。(笑))なる本をホーマーに手渡して言うこの一言。
「私はあなたにその本をあげるだけ。なかに書いてあることを学ぶ勇気は、あなたがもたなければならないのよ」
草思社「ロケットボーイズ(下)P45」
なんてすてきな先生なんでしょう!
このくだりで、私も中学生当時のことを思い出しました。
音楽の授業で初めてビバルディの「四季」を聴き、とても気に入ったのです。そこで音楽のS先生に、この曲のレコードが欲しいのですが、と言ったのです。その1週間後、「はい」と手渡されたLP盤レコード。
「ビバルディなら、イ・ムジチの四季がお勧めよ」とS先生は言いました。 その時のうれしかった気持ちは今でもよく憶えています。
(もちろん代金はお支払いしました!)
大人になった今、ライリー先生もS先生も、「それ」を手渡した時の子供の喜ぶ顔を想像していたんだろうな、ということがわかります。
ロケットボーイズが、本当に多くの大人たちに支えられていたんだな、としみじみ感じながら読みました。これは子供とそのまわりの大人たちのお話でもあるんですね。
翻訳もとても良くて、実は原書まで手を伸ばす予定なのです。とりあえずお得意(?)の斜め読みで挑戦するかと。。。(まさに訳本もあるしね)
380ページくらいあるのでかなり敷居が高いのですが。
「なかに書いてあることを学ぶ勇気は、あなたがもたなければならないのよ」
ライリー先生、了解です!(笑)