とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

映画 『東京タワー』

2007年05月01日 | Weblog
休みの日に、映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を観て参りました。

ご覧になられた方から”心が浄化された”という感想を伺い、”心を浄化するべく”観に行きました。
今回のこの映画、最初から面白かったのですが・・・、
高校時代以降暫しの間のボクのだらしなさにしんから入り込めず、私の心が本当に動かされたのは後半に入ってからでした。

テレビ版は、お喋りでお節介なオカンと、若くピュアなボクの’清流のごとく’でした。
速水もこみちのピュアな若さからくるものもありますが、演出家による演出というものが違うのでしょうね。

映画版は、どちらかというと寡黙でひたすらボクを見守るオカンと、だらしないボクの’勢いのない濁流のごとく(←あくまでもそれは前半のボク)’でした。

あくまでもイチ視聴者のイチ感想という事で、どうかお受け取りになられて下さい。

小倉弁を一生懸命に克服して演技に臨んだような速水もこみち、流暢な標準語と小倉弁を使い分けるオダギリジョー。
そして、そのオダギリジョー演じる前半のボクは、まさにライフカードのCMのオダギリジョーそのもの(そのCMのオダギリジョーについては、このブログで称賛しておりましたワタシです)・・・。
役に近づくのも役者・役を近づけるのも役者・・・、その後者がオダギリジョーという役者なのだと思いました。

なぜここまで母親の愛情が分からない???と思って観ておりましたが、スタートが遅かっただけであり、きちんと伝わっておりました。
それが、後半の涙溢れる感動に繋がるのかもしれません。

親の愛情というものは、押し付けだとか見返りだとかではなく、純粋に与え続ける愛情なのだという事・・・、
その与え続ける愛情というものが、一番尊いものなのだという事・・・、
そして、命というもの・生きるという事をしっかりと考えさせてくれる作品だと感じました。
まだ、ご覧でない皆様、だまされたと思って、ご覧になられてみて下さい。
若い皆様にもおススメです。

まさに”心の浄化”です。
ーby事務長ー
コメント
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