

こんにちは。
「看護部・検査部便り」こんなにも下旬になってしまいまして申し訳ございません

今月はホルモンについてお話していきたいと思います。
生理中の検査の一つに採血の検査(ホルモン検査)があります。
この検査はその周期の中でもととなるホルモンを調べていきます。
[FSH 卵胞刺激ホルモン 基準値:2.2~11.5mIU/ml]
脳から分泌されるホルモンで、卵巣を刺激し、卵を育てます。
卵巣の予備能力・卵巣の年齢を表します。この数値はとても大切です。
[LH 黄体化ホルモン 基準値:1.2~13.3ng/ml]
成熟した卵を排卵させ、黄体を形成させるホルモンです。
排卵チェッカー(尿検査)で見ているのは、このホルモンです。
[E2 エストラジオール
基準値:10~473pg/ml]
卵からでるホルモンです。低温期の子宮内膜を厚くし、排卵前に頸管粘液を増やす作用があります。
[PRL 乳汁分泌ホルモン
基準値:3.5~32.7ng/ml]
名前の通り、出産後に大量に分泌されるホルモンです。
産後以外でこのホルモンが高くなるにしたがって、無排卵・無月経の原因になります。
これらのホルモンが、基準値内であり、さらにそれぞれのバランスも治療の方針をたてる目安の一つになります。
治療の重要検査の一つですので、受けられていない方はお早めに受けることをおすすめします。
このお便りを読んで、何か気になることがあれば、いつでも私達スタッフまでお気軽にお声かけてください。

