とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

不妊治療のストレス

2009年05月26日 | Weblog
連日、メールにて、患者さんからのご質問が届きます。

お一人お一人に返信を書かせて頂いておりますが、タイムリーに書けない時もあるのが申し訳ないと思っております。

御質問で、多い内容をこちらにアップさせて頂きますね。


Q:不妊治療を始めて3か月経ちました。
 本当に子宝が授かるのか心配で、それが最大のストレスになっているように感じます。

A:まず、今から、先の結果を心配するのはやめましょう。
 貴女の心に無駄な負担を背負込む事にしかなりません。
 悪い結果を気にして不安になるよりも、良い結果を期待して、今を頑張って欲しいと思います。
 頑張った方には、必ず良い結果がもたらされるものと信じて下さい。
 ストレスは、ホルモンバランスを崩しやすいので、卵巣に良くありません。


Q:また生理が来てしまいました。
 生理が来る度にひどく落ち込む自分を何とかしたいのですが、どうにもなりません。

A:子宝を望んで治療を頑張っているのですから、生理が来てしまって落ち込むのは当然の事だと思います。
 一生懸命に頑張っていれば頑張っている程、落ち込む気持ちは大きくなるのだと思います。
 今周期の貴女の卵は、約三か月前からつくられているものです。
 次周期の貴女の卵は、二か月前からつくられています。
 そのように考えると、これからつくられるであろう約三ヶ月後排卵予定の卵に別の期待を持つ事ができませんか?
 気持ちを楽にしてあげて下さい。
 落ち込みを最小限におさえて、次に希望をつなげてみて下さい。
 もちろん、落ち込む時はとことん落ち込んで下さい。
 そして、すっきりと這い上がって、次に目を向けましょう。


Q:排卵誘発剤のお薬を勧められましたが、薬は一切使いたくありません。

A:当院では、その周期の卵の状態を、胞状卵胞数(=卵巣内にある小さな卵胞の数)などで測定します。
 それ以外にも、採血検査のホルモン値や年齢や今までの経過なども考慮します。
 何も使わずにいけるのなら敢えてお勧めはしておりません。
 もうひと押し必要だとドクターが判断した場合にのみお出ししております。
 自然に拘って、いつまで経っても子宝を手に出来ずにいるよりも、医療をうまく利用して頂いて、半年後または一年後位にはご懐妊頂ける方をお勧め致します。
 長い不妊治療は、精神的にも肉体的にも金銭的にも相当疲れます。
 心が疲れ切らないうちに、何とか良い結果を手にされて欲しいと願います。

また、後日、続きを書かせて頂きますね。
5月も間もなくで終了です。
間もなくで梅雨入りしますので、春の晴天をめいっぱい楽しまれて下さいませ。

ーby事務長ー
コメント
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