KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★ボーダレスな時代

2005年08月03日 | スピリチュアル セッション
              【ベンケイソウ】

野球部の息子が少し体格の小さい男の子に手を振っていた。
友達?と尋ねると野球部の後輩だという。
先輩後輩はないの?と聞くと、
ないよ、オレ達仲良しだから。と答えた。
先日の都大会で3位だったというチームに
籍を置いているところをみると、
決してお遊びクラブではない。
なのに、私が子どもだった頃の上下関係がほとんど見られない。

そう思って見回してみると、
あらゆるところで境界線がなくなってきている。
カップルではいつも食事をオゴるのは女性。
老いた自分の親の面倒を妻の仕事にせず、
しっかりとお世話する夫。
上司の飲み会はイヤならきっぱり断る部下。
どっちが親かわからない友達親子。
考え始めたら枚挙に暇がない。

縦社会の崩壊に嘆き、世相を分析する評論家も多いが、
その上下関係が作り出した歪みがいま次々と暴かれている。
従うべきリーダーがとんでもなかったら、
その忠誠心は悪の温床を育ててしまう。
従来の隠蔽体質は、時として「欠点や失敗=恥」
と世間体を恐れ、家庭の中で処理しようと思うために
例の高齢者を狙った事件を作り出している。
親戚一同に恥じないようとする家制度、
という感覚も大きく影響しているのではないだろうか。
今後若年層になるほど、その意識は薄らいでいくだろう。
つまり、あえて臭いものにフタをする必要もなくなるわけだ。
そんな状況の変化の中で、きっと今までのように
悪いことは隠しきれなくなってくるだろう。

忠誠心がないということは、逆を考えると
道はずれるとすぐに明るみにでる可能性もある。

もしそう考えるならば、「いいもの=本物」のみが
生き残る時代に突入していくのではないだろうか。
枠がなくなり、境界があいまいになるという流れは
つまり魂勝負!ありのまま、素顔の自分が
魅力的で勝負強いほど追い風を受ける可能性が大きい。
これからの未来は地位や名声、学歴、家柄などは
あくまでもプラスαであり、最終的には
人間力が強い人が真の豊かさや幸福を享受できる。

ボーダレス時代はあいまいなようでいて、
実はごまかしが利かず、思ったよりも厳しい。
しかし、本筋をきちんと踏まえていくことで
きっと今までよりもずっと生きやすい、本物時代へと
変貌していくのだろう。

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