KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★Bari バーリ最後の一日

2024年01月24日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
Pietro Traversa ピエトロ トラヴェルサが
Bariバーリのオールドタウンを
朝から案内してくれた。



↑まずはカフェで最初にエスプレッソを
ひっかけてから出発


そこにはトラヴェルサ家の歴史が
たくさん詰まっていた。






バーリではTraversa姓はよくある名前だそうで、
アドリア海に面していることから
船乗りをしている人々が多く、
このファミリーも歴史をたどると
船乗りだったのだとか。

ピエトロは一族のことをよく調べていて、
ここは300年前におじいさんの
おじいさんが住んでいたところだよ、
今はレストランになっているけどね、
ほら。ここ。






ここはLeo のひいおじいさんが住んでいたところだよ、とか










↑〈この教会には何代か前のおじいさんが
土葬されているらしい〉


まるでガイドのように迷路のような
小道を歩いてあちこちを案内してくれる。






↑〈 昔、セントニコラス聖堂の前の広場に市場がたっていて、その時に布地屋さんが長さをごまかさないように当時の女王が教会の壁にものさしとなるものを作ったのだとか〉



400年も前からファミリーたちは
ここで暮らし、連綿と命を繋ぎ
約100年ほど前にイタリアから
新天地を求めてニューヨーク、カナダへと
散らばっていった一族たちがまたこうして
世代を超えて繋がっていくことの
奇跡を思うと胸が熱い。


ご先祖たちの昔話を聞いたり、
足跡を巡る旅が大好きな私にとっては
この上ないほどの時間だ。

そしてプーリア名物、オレキャッティという
耳たぶ型のパスタを作る実演と
軒先で売るお店が並ぶストリート。















映像や写真で見ていたものやら、
ぼんやりとイメージしていた場所がこうして
実際にその場に立つと急に
立体的になっていく。
それがまた旅の魅力のひとつ。

その後、郊外にあるピエトロのお家へ。








ひいおじいさんのひいおじいさんの代から
住んでいるのだという大きなお屋敷。
ピエトロで7代目だという。

200年ほど前に建てられたという素敵なお家。

敷地内には古い教会がある。








その昔、何代前かの方が神父さんだったのだそうだ。


書斎にはファミリーヒストリーを調べた
膨大な資料があり、その情熱に敬服するしかない。






そして奥さんのAnna アンナの手作りの
ごはんを美人の娘さんたち2人、
Martinaマルティナ とElena エレーナも一緒にランチ。





















その後、再びバーリに戻りファミリーたち
合流してマリアのセレモニーを行った。

いつもマリアはみんなを繋げてくれていたけれど、
こうしていなくなってもみんなを
繋げてくれている、とLeo が皆さんに
挨拶をして、心に残る温かなひとときとなった。

本当にそうだ。彼女は友だちの友だちを
どんどん繋げていってくれていた。
私もLeo とNYの地下鉄で出会ってから
2人を通してどれだけの人々と
知り合うことができただろう。

それからというもの、ずっとこんなふうに
私の世界は広がり続けている。

夜はまたアンナ マリア トラヴェルサの
お家に集まってディナーで最後のお別れ。









みなさん本当に温かく素敵な方ばかり。





素晴らしい出会いと美味しい手作り料理、
美しい風景、それからファミリーの歴史に
感謝して次なる目的地、

マムの故郷シチリア島へ。








#newyork #italia #プーリア#家族旅

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