2021年5月26日 <母>
寺家ふるさと村で、最後に撮ったのはアザミに着いた滴でした。
この花は、雨上がりでぬかるむ斜面に咲いていました。
それでも、マクロレンズで覗く花と滴はキラキラ輝いていて、
足場の悪さと戦いながら、嬉々として撮っていました。
打ち上げ花火が大空で開いた様な、アザミの滴。
どこの滴もまぁるく輝いている。
この美しさは、天然の宝石。
胸に飾ればネックレス、耳に飾ればイヤリング。
レンズの向こうに、儚い一時の夢をみる。
こちらの草は、、、
まだ開き切っていない状態で
宝石に絡みつかれている。
ゴージャス過ぎる草。
小さな草に着いた大きな滴が、
畑も、森も、空をも映している。