私には、日本に帰ると何かと持たせてくれたり
ノルウェーまで送ってくれる友人がいます。
「日本の文化を伝えてね」。
その心遣いに感謝し、
一部ですが、紹介いたします。
●日本語教室、4人、3クラスに。
この一年、日本人の母を持つ姉妹二人と
日本語を学んできました。
この1月からは、
両親ともノルウェー人の子も加わりました。
折り紙、日本のアニメ、漫画が大好きな女の子二人。
普段は3クラスでやっていますが、
2月17日、
女の子4人のアクティビティを試みました。
●驚きの「雛飾り・立体カード」
まずは、「女の子の幸せを願う雛祭り」の話から、
日本のあちこちで、「雛飾り」が見られるという話。
その一つに、
毎年贈ってくれる友人の立体カードを見せました。
こんな凝ったカード、ここでは見かけませんからね。
驚いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/cc/d84dc8953475fb043e8393ded68e531d.jpg?1614611265)
今年は気づきました。
カードに描かれているものと
うちの天井から下がっているもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/3a/3f4f712b1b278067176ff01ceb78f5e6.jpg?1614610818)
「これと、同じ!
さかな、ねずみ、うさぎ、さる、とり!」
日本語で名前も言えて、嬉しそう。
そう、うちには
友人の80歳のおば様手作りの「吊り雛」があるのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/db/7cfa2a5bbd9204708abe04ca798998ce.jpg?1614610838)
●千代紙、折り紙で雛飾り作り
ありがたいことに、うちの引き出しには、
たくさんの千代紙があります。
それぞれが好きな千代紙を選んで、黙々と折りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/34/84a226f647a99ca64ae101aefa75d4ac.jpg?1614609813)
花も 顔も 着物の柄も 個性的!
さあ、次は、お茶とお菓子の時間。
去年から来て勝手を知っている二人は、
お茶を入れたり、
お母さんが焼いてくれたケーキを切って
お皿に盛りつけてくれます。
今年入った二人も
お皿とコップを並べます。
「皆で準備する」。
これも大事な日本の文化。
私は、そう思っています。
さて、
お菓子は、「おはぎ」。
友人が送ってくれた小豆ときな粉がある。
今年始めた二人は、
「となりのトトロ」で勉強中で、
先日、「おはぎ」が出てきた。
ということで、今回は「おはぎ」に決定!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/c7/2ae33a8da197dc2a75699dacae96ac6e.jpg?1614609917)
●ひょっとして、あの映画の「あれ」!?
ケーキとお菓子の時間には、
お迎えのお父さん、お母さんも参加。
「これは何?」と餡のことを聞かれ、
「小豆と砂糖で煮たのよ」と答えると、
「『Under the cherry blossom』のあれ?」。
『Under the cherry blossom』とは、
日本の映画「あん」。
彼女は、5年前のTIFF(Tromsø International Film Festival)で
「あん」を見たそうです。
「あなた、彼女みたいに煮たの?
一度食べてみたかったのよ!
美味しいわ! 嬉しい!」
私もつい最近、ノルウェーのテレビで
「あん(ノルウェー語字幕)」を見ており、
トクエさんに倣って丁寧に煮ていたのです。
(出来は、違うけど・・・)
「あなたたち、北海道から来たのね」
なんて、声かけながら。
まさか、ここで「あん」にも繋がるとは!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/5f/1cc08bff841a3ee1a0cf7bc3be47ea71.jpg?1614609959)
去年覚えた「うれしいひなまつり」も
二人は、しっかり歌ってくれました。
帰り際、お父さんに言っています。
「これ、日本のおばあちゃんに送りたい」。
なんと!
おばあちゃん、喜ばれるでしょう。
もう3月。
日本では、日々花が彩りを増していることでしょう。
いつも何かと応援してくださっている皆さん、
読んでくださっている皆さん、
ありがとうございます。
中村麻美さんより (MK社のカレンダー 絵:中村麻美さん)
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