先週末は、姪の結婚式に招待してもらい、
幸せに浸らせてもらってきました。
そこで、今日は、
ノルウェーでは、「結婚」とセットの
「サンボーエル」について、
お話ししようと思います。
●「サンボーエル(Samboer)」とは?
私は一度結婚し離婚しましたが、
二回目に希望を持っていました。
「一緒に暮らしてみて、
この人となら一緒に暮らしていきたい。
そう思えたら、結婚しよう」と。
一緒に暮らしてみないとわからないことって、
ありますものね。
相方さんが日本に来るようになった頃、
彼は、私に聞きました。
「ノルウェーには、
“サンボーエル”というものがあるけど、
日本はどうなの?」
日本はどうなの?」
「サンボーエル」とは、
「結婚」ではなく、
「一緒に暮らして生計を共にする二人の形」。
「一緒に暮らして生計を共にする二人の形」。
サンボーエルを日本語に充てるなら「同棲」。
しかし、大きな違いは、
「サンボーエル」はノルウェーで(たぶん北欧で)
誰もが認める形であり、
今や普通のこと。
今や普通のこと。
サンボーエルを経て
結婚するケースが多いそうです。
中高年のカップルなどは、
「結婚」しないで
「サンボーエル」を選ぶとも聞きました。
「お試し結婚」
という意味だけではないからです。
サンボーエルの契約をきちんと結べば、
既製の法に守られた結婚より、
個人の現実に沿いやすい
という利点もあるのです。
「サンボーエル!
それは、私の望んでいたこと。
でも、日本では普通じゃないから、
いろいろ言う人もあるでしょう。
でも、周りの人がどう言うかはいいの。
真剣ならば
大事な、必要なプロセスだと、
私は思うから」。
私は思うから」。
というわけで、
私たちも「サンボーエル」の時期を経て、
結婚に至ったのです。
結婚に至ったのです。
●「サンボーエル」から
「結婚しよう」と思うタイミング
これまで何組かのサンボーエルの話を聞きました。
子どもが大人になっていたりして、
「結婚してなかったんだ!」と
子どもが大人になっていたりして、
「結婚してなかったんだ!」と
驚くこともあります。
「サンボーエル」と「結婚」は、
どう違うんだろう?
どのタイミングで、
結婚しようと決めるんだろう?
ずっと疑問に思っていましたが、
最近思うのです。
「結婚した方がいい」と思う時期が
社会的事情を含め、
それぞれのカップルに訪れるものなんだな、と。
それぞれのカップルに訪れるものなんだな、と。
●人前で改めてする「誓い」
実は、昨日の姪も10数年のサンボーエル期に、
二児が授かり、長男は10才。
彼女自身は、新しい資格をとり、
仕事もがっつりしています。
一年前に結婚を決め、
一年前に結婚を決め、
今年は家も買いました。
姪から来たメール。
「家を買っちゃったので、
結婚のお祝いは
お金でお願いします(#^^#)」。
はっきりしているんです。(笑)
結婚式もパーティーもお金をかけず、
サンボーエル期にできた
人の輪で用意されていました。
前日、夜遅くまで飾り付けていたそうです。
名前が、焼いて書いてあるのに、びっくり!
姪本人と友人、二人の手作り。
グルテンフリー、ラクトーセフリーも4種。
すべて姪、夫(も!)、友人、家族の手作り!
すごいバイタリティー!
どっしりとしたものです。
これまでの時間が
力と自信になっているのでしょう。
それでも、誓いの場面では、
二人とも緊張した真剣な表情。
人前で結婚する、ということは
改めてする
人生の大きな誓いなのですね。
●今日の主役は、パパとママ
子どもたちの席には こんな配慮が。
特に印象的だったのが、
「誓うパパとママ」を
じっと見つめる子供たち。
いつもは、パパママにくっついて
やんちゃしているんですよ。
それが、「今日は、パパとママが主役」、
それを心得たようにお利口さん。
しかも、一日中です。
結婚式場で讃美歌集を渡そうと
ゲストを待ち構える子どもたち
すべてを温かく見守り
何気にフォローする、
おばあちゃん、おじいちゃん。
胸熱くなるし、
力分けてもらうよう。
結婚式、
やり直したい(笑)。
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