頑固爺の言いたい放題

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26日のデコレーションケーキになったマスク

2020-06-04 14:40:31 | メモ帳

5月29日、10万円の給付金が爺の口座に振り込まれた。申請書を郵送してから10日であり、予想外の速さである。オンラインで申請しても、時間的には同じくらいだったのではないか。地方自治体(湯河原町役場)の頑張りを称えたい。

各世帯2枚のマスクも届いた。この施策は4月1日に発表されたから、丁度2ケ月かかったことになる。それでも、未入手の世帯がかなりあるらしい。不良品があったという不測の事態があったにせよ、2カ月(or longer)はかかりすぎだ。

同封されていた案内文を見ると、問い合わせ先は、<厚生労働省医政局経済課(マスク等物資対策班)>とある。このプロジェクトは給付金と同様、スピードが命だっただけに、時間がかかりすぎたのは痛手だ。不慣れな仕事に狩りだされたこの「班」の人々には同情するが、結果が全てである。

4月8日に、爺はこのブログに次のように述べた(赤字)

頑固爺の関心事は、各世帯に2枚ずつ配布されるマスクが間に合うのか、である。・・・国民が皆なんとか手に入れてしまったあとに配布されても無意味であり、税金のムダ使いになる。

今ではマスクは自由に入手できるから、この施策は完全にタイミングを逸したと言える。六日の菖蒲(しょうぶ)、十日の菊、現代風に言うなら二十六日のデコレーションケーキか(笑)。

爺でさえ、マスクの配布がタイミングを逸することを懸念したくらいだから、首相と補佐官たちもこの事態は予測できたはずだ。この失敗は結果論ではない。

給付金プロジェクトは及第点、マスク・プロジェクトは落第点。残念である。

付記:次の投稿は6月7日の予定。テーマは「韓国映画 タクシー運転手」の意義。