名古屋ボストン美術館の「ボストン美術館 日本美術の至宝 後期展」に出かけて参りました。
後期の作品の目玉は幾つかありますが、
私は若冲のこの「鸚鵡図」の羽の描写と
ユーモラスな「吉備大臣入唐絵巻第3、4巻」が大変印象に残りました。
前期では混雑で絵巻1、2巻をあまりよく鑑賞できませんでしたが、
今回は閉館間際だったからでしょうか?
日曜日でもゆっくりと漫画のように繰り広げられる絵巻物を堪能することができました。
前期展では作品のレベルの高さに驚き、日本の美術品がアメリカにこれほど多く流れてしまったことを悔しく思ったりも致しましたが、
作品の状態も大変よく、ボストン美術館の美術館としての質の高さに感心し、是非現地に伺い、アメリカの空気の中で日本美術に触れてみたいと感じました。
一足早く上野で全展を観てきた店主も、混雑はあるとはいえ、作品を近くで鑑賞できる名古屋展はとてもよかったと言っていました。
この特別展は12月9日まで開催されています。皆さま是非お出かけください。