南禅寺山門
連休を頂いて日帰りでしたが京都の二つの美術館に伺いました。
東山の野村美術館と泉屋博古館。
野村、住友のそれぞれの財を築いた二人のコレクター、野村得庵と住友春翠のコレクションを同時に観ることができ
それぞれに入場料の割引もしていただけるお得で面白い企画です。
野村美術館には名物、大名物といわれる最高峰の茶道具がずらりと並び、1つ1つ味わって鑑賞することができました。
北野茄子茶入、練上志野茶碗 銘 猛虎には特に感動いたしました。
泉屋博古館では西洋画を中心に作品を鑑賞しました。
なんといっても須磨に建てられた春翠の別邸の建物自体の大きさ、趣向に驚き、迎賓館としての建物に
飾られる作品を集めるというコレクターとしてのスタンスが得庵とは対照的に感じられました。
それぞれ期を設け作品の展示が替わります。秋の京都のお楽しみの1つにぜひお出かけくださいませ。
↓↓↓ それぞれの美術館のアドレスです。
住友春翠(1864-1926)と野村得庵(1878-1945)、大正期の京都を代表する二人のコレクターにちなんだ展覧会が、この秋、京都東山で催されます。ともに実業界で活躍する一方、市中からはずれ閑静で緑豊かな東山に別荘を構え、それぞれの趣味の世界に没頭しました。公家出身の春翠は、中国や西洋にも目を向け優美で華やかな世界を、大阪商人である得庵は大名茶のような力強く豪華な世界をめざしました。住友コレクションと野村コレクションの名品が同時に公開されます。名品を楽しみつつ、また見比べて、違いを味わってみてはいかがでしょうか。