つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

古川美術館さん 「日本の巨匠」

2019年04月29日 | おススメの展覧会、美術館訪問
名都美術館さんに伺う前に、古川美術館さんの「日本の巨匠」展にも寄らせていただきました。
 
こちらは、この地域の各コレクターさんがお持ちの作品を、新しい時代に残したい近代絵画として紹介されています。
 
 
当店でもお馴染みの画家の作品ばかり。
 
そして、これらの作品をお集めになられたのは、主に昭和にお仕事をなされご活躍でいらした皆様だったかという印象を受けました。
 
 
中には、佐橋が昔お客様にお納めさせて頂いた作品もあり、ある意味懐かしく拝見しました。
 
安井曽太郎の作品が私は特に良いと思いました。
 
コレクションとしても、各画家の作品としてもなかなか味わいのある展覧会かと思います。
 
 
こちらは6日迄。ご紹介が遅れてしまい申し訳ございませんが、よろしければお出かけ下さいませ。
 
 
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山元春挙展

2019年04月29日 | おススメの展覧会、美術館訪問
少し前になりますが、名都美術館さんの山元春挙展に伺いました。
 
1番驚いたのは、上の写真の通り、山元春挙ご自身ががかなりのイケメンであったということです。
 
写真だけでなく、ご趣味が色々とあったと言われるのもよくわかります。
 
そして、その作品の素晴らしさも、この画家のこの佇まいに代表されるものだろうと感じます。
 
 
 
春挙は画業50年のうち、40歳前後からの20年間全てを「山岳風景」だけにその画題をしぼったと言われています。
 
展覧会図録の名都美術館、学芸課長さんの解説にこんな記述をみつけましたので、ご紹介いたしますね。
 
一過的な奇抜さや作為にたよるのではなく、基礎をしっかり学んだ上に、渡米経験から得た近代性と写真術をとおして科学的な視野を深め、それを作画に盛り込んでいった春挙。
 
それゆえに彼の芸術はゆるぎないものとなり、高く評価される作品となったのである。
 
時代の流れの中で、不運にも竹内栖鳳の陰にかくれることの多かった春挙だが、本展を通して改めて彼の魅力に触れ、その素晴らしさを知るきっかけとしてもらえれば嬉しい限りである。
以上
 
 
 
いくら素晴らしい作品でも、その大作を飾るスペースが無ければ広げることさえできません。
 
春挙の作品の価値の下落はそういったことが一番の原因だと思えます。
 
 
せめて少しでも飾り易い、それでいながら見応えのあるよい作品をこれからも求め、皆様にご紹介してゆきたいと思います。
 
 
後期展は51日から26日まで開催されています。
私たちもまた伺いたいと思っています。
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