つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

若竹煮

2019年04月17日 | 日記・エッセイ・コラム
mahoさんのご実家より掘りたての筍が届きました。
 
ご実家といっても名古屋市内なのです。
 
ですから早朝に掘られた筍をすぐに灰汁抜きしてくださって、それをその夕方にmahoさんが運んでくれたというわけです。
 
 
ちょうど、その日、名古屋駅の高島屋さんの食品売り場で筍と睨めっこ。
 
何本もいらないし、灰汁抜きも面倒だし、当たり外れがあるし。。と購入をやめたところでした。
 
 
折角の掘りたての筍。
 
単純に北陸産のワカメと精進出汁とおしょうゆだけで煮てみました。
 
ただ、「今まで土の中に居たものは、土のお鍋で」と思い土鍋を使ってみたのです。
 
それも少し効果があったのだと思います。
 
おいしかったぁ〜
 
筍がこんなに甘いと思ったことはありませんでした。
 
 
名古屋に嫁ぐまでは、筍は八百屋さんで買うもの、つくしは土手で見るものだと思っていました💧
 
大間違い。
 
おかげでさまで、名古屋で随分春らしい食べ物をいただけるようになりました。
 
私はお料理は得意ではありませんが、器は好きなので、少しご紹介をさせてください。
 
 
 
豆ごはんが入っているのは鈴木五郎の弥七田蓋つき茶碗、若竹煮は横井米禽の乾山写し向付け、蕗の薹味噌は九谷の盃、お漬物の小皿は、、昭和初めの古いものだと思いましたがわかりません、忘れました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いよいよ穀雨。
 
立夏を前に今日から春土用に入ります。

食べ物の事ばかりで恐縮です。
 
 春の土用は戌(いぬ)の日に「い」のつくものや白いものを食べるといいそうです。
 
「いわし」「いちご」「イカ」「いんげん豆」「芋」「大根」「しらす」などがあります。
 
戌の日は419日(金)、51日(水)です。

どうぞ花冷えによる食べ過ぎにご注意ください。
 
 
 (画像は愛用のお灸カレンダーです)
 
 
 
 
 
 
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お花見弁当

2019年04月17日 | 日記・エッセイ・コラム
加賀でお花見をしたのだから、もう十分。
 
なのですが、お友達と高岳でお花見ランチ会をしようと決めていたのです。
 
ですから、散りかけの桜を眺めながら、行いました。
 
お花見ランチ会🌸🌸
 
 
お弁当をお願いしたのは、当店にもチラシを置いていただいている名古屋市北区の「ゆいの森」さんです。
 
こちらの主幹でいらっしゃる古澤さんとは、佐橋が病気をした10年前からのお付き合い。
 
マクロビオティックのお料理を師範科まで学ばれ、野菜ソムリエ、食育インストラクター、発酵ライフ協会名古屋校校長と、食に対する様々なお勉強を積まれた方です。
 
 
お肉やお魚のお料理も作ってくださいますが、今回はお友達のなかにベジタリアンがいらしたので、こちらのベジのお弁当をお願いしました。
 
筍ご飯、豆腐ハンバーグ、たかきびボールのトマト煮、トマト麹じゃがいも、葱坊主のフリット、大豆タンパクの唐揚げからデザートの桜餅まで全て手作りのメニューです。
 
マクロビオティックのお料理の場合、タンパク源となるメニューのお料理はその材料から作らなければなりません。
 
お豆腐や高野豆腐や大豆タンパク加工品の下煮、各雑穀の炊き出しなどです。お肉やお魚を作るのですね。
 
そして、それに小麦粉やパン粉をつけたり、炒めた玉ねぎとハンバーグにしたりするわけです。
 
もちろん、出汁も昆布と椎茸から。
 
そしてこの古澤さんの素晴らしいのは、調味料、お味噌やお醤油までも全てご自分でお作りになられることです。
 
また、発酵の御研究から各野菜や果物を発酵させてとる酵母を出汁として、またパンやデザート作りのイーストやベーキングパウダーがわりに。。と応用されていらっしゃるので、味の変化が多彩です。
 
 
 
"妻や母は家庭の食医"と言われますが、この方のお料理に接し、私はいつも癒され元気をいただきます。
美術品とおなじですね、手数の多さが本当の美味しさを生み出します。
 
 
 
 
基本お一人で、カフェやお料理教室など様々な活動をされていらっしゃいますが、お弁当など事前に申し込みをされればどのような対応もしてくださいます。
 
よろしければ、皆さまどうぞご利用くださいませ。
 
 
 
 
 
 
 
ランチ会参加のお友達が、お土産にお宅のお庭の万作の花を持ってきてくれました。
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粟津温泉へ

2019年04月17日 | 旅行記
ご覧に入れるのもお恥ずかしいくらいですが、いつも偉そうなことばかり書かせていただいておりますので、“ま、佐橋さんはこの程度ね”とご理解いただけるように図々しく。
 
 
 
先日お邪魔した粟津温泉法師の楽々庵さんから、私達が絵付けをした蕎麦猪口をお送りいただきました。
 
右の千鳥と草花を描いたのが佐橋、左のカラフルな方が私の作品です。
 
そして、一応お伝えいたしますと。。九谷焼きです(^^;)
 
 
 
温泉に浸かったあと、1時間半ほど2人で黙々と絵付けした割に、やっぱり色が均一に綺麗に塗れていませんね。
 
難しい。。。
 
1番難しいのは、色つけをする時にどんな色になるか?わからないことだと思います。
 
「これは緑色になります」そう係の方にご説明いただいても筆で色を塗っているうちにすっかり何色になるか?忘れているのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 先週末、電車が好きな私の希望で、名古屋から特急しらさぎに乗って2時間半、まず小松に伺いました。
 
先ほどの楽々庵さんの経営もされていらっしゃる美術商の至誠堂さんへお邪魔する為です。
 
 
そちらで、お優しいご主人さまと美しい奥さまにお会いし、漆塗りのお盆や現代作家さんの九谷の小皿を求めさせていただきました。そして、そのままお身内でいらっしゃるお宿法師さんへお連れ頂いたのです。
 
 
 
 
 
 
法師さんは、ご存知の方もいらっしゃるかとおもいますが、創業1300年以上、四十六代に渡り一族のみで経営を続けていらっしゃる世界でも大変珍しい旅のお宿です。
 
法師さんのお湯とご地元ならではの素朴なお料理、そして何よりこの地方の皆さんの優しいお人柄に魅せられて、私達が法師さんに伺うのはこれで3回目となりました。
 
 
 毎回違ったお部屋を楽しませて頂きますが今回、私たちはこのお部屋でひたすらダラー〜としておりました。
 
館内は大変広く、温泉宿らしいお土産コーナー、カラオケ施設など盛り沢山なのでもったいないといえば勿体無いのですが、ダラ〜っとです。
 
 
 
ダラーとした後は、翌日には元気に白山信仰のお寺で大変自然豊かな那谷寺さんを1時間半ほど歩き、
そして以前から伺ってみたかった
 
中谷宇吉郎雪の科学館さんへ寄らせていただきました。
 
バスの都合で、科学館さんの見学は駆け足になってしまいました。(といっても上の画像のステキなカフェにどうしても寄らせていただきたくて展示をほとんど拝見せずに帰ってきてしまったのですけれど)
 
桜には少し早いかと思いましたが、加賀の仄暗い春には満開前の桜がとても美しく感じられました。
 
 
京都や金沢の兼六園はきっと大混雑しているだろうなぁと思いながらの、雪の科学館での桜見物は静かで優しいものでした。
 
 
加賀にはまたぜひ伺いたいと思っています。
そして今度こそ、立派な絵付け師になりたいと思います(^^)v
 
 
 
 
 
 
 
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