先日の宮崎智晴さんの展覧会の際にもご紹介いたしましたが、大津絵にご興味をお持ちのお客様が時々鬼の絵を描いてお便りをくださるのを私はとても楽しみにしています。
先日は、川端龍子の雷神図をご覧くださり、「大いに刺激を頂いた」とおっしゃってくださいました。
ご親友から、赤福餅の朔日餅ならぬ、「朔日鬼」を描いたらどうか?という提案を頂いたとおっしゃるので、私も大いに賛成! ご負担にならない程度に私にも朔日鬼をお送りいただくようにお願いをいたしました。
そして、お手製の封筒の数々(美術館のポスターやカレンダーを使ってお作りくださいます)と一緒に早速届けていただきました、朔日鬼。
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龍子のあの雷神をご覧になった後に描かれたこの6月の朔日鬼。
長いあいだ背負ったままの唐傘は、いざ雨に降られて開いてみれば役たたずの破れ傘。
あるある!!
思わず笑ってしまいます。
問題は、さてこの破れ傘をどうするか?ですね。
私はせっせと捨ててしまうでしょうけれど、
佐橋はきっとまたこれも背中に背負うのですね、きっと。
佐橋美術店は、そうして今までなんとかやって参りました。
朔日鬼、また皆様にもご紹介させていただきますね。