水彩とガッシュの作品「いのり」もショーウィンドウに飾らせていただいていましたが、昨日、図書室に移動させました。
この作品の人気は高く、ご来客のたびにショーウィンドウから作品をおろしてお客様にお見せし、お帰りの際には私ではなくお客様ご自身に元の位置にお戻しいただく(高いところに飾ってありますのでみなさまのお背をお借りして)ということを繰り返していましたので、あまりにも申し訳なく店内に移動させたというわけです。
今回の展覧会を始めさせていただいて土曜日で1週間になりますが、人気度からいうとこの「いのり」と「クマの後ろ姿」がトップ。
その後に画家の若い頃の風景画ということになりそうです。
勿論、馬や牛の作品への評価はみなさま大変高くお持ちくださり、そして「欲しい」と思ってくださっていらっしゃるご様子ですが、そこからはお客様にも私どもにも現実問題が待っておりますので、お互い口に出さず。。「人気」のほどははっきりとはわかりません。
「いのり」は、本当に素敵な作品です。独特の軟らかさ、甘さが漂っていながら、その中に「いのり」というものの重みも感じられ・・・これからのクリスマス、お正月の季節にとても合う作品のように感じています。
勿論、弥栄画廊さんがお選びになられた作品たちだということもあると思いますが、今回展示の作品にはすべて絵画としてきちんと見どころがあり、詩情もたっぷりと感じられ、どの作品にも山口薫という画家の魅力が溢れているように感じられてなりません。
展覧会はみなさまに作品を御覧いただくことを主にする催事ですので、絵画がお好きでいらっしゃるのでしたら、ぜひ足をお運びいただき薫ワールド存分にをお楽しみいただきたいと思っています。
水彩 ガッシュ 「いのり」 42×34.1㎝ 東美鑑 画集掲載 ▢