正解は山口薫です。
「妙義山遠望」 1935年の制作です。
私はこの作品の美しさに大変驚きました。
奇しくも、金山平三、小山敬三、杉本健吉、小絲源太郎と、後輩のKさんが
名前をあげてくださいましたが、どの風景画家にも負けない人としての厚みをこの作品から感じることができます。
薫の本質をきちんと捉えなくては!そう思いました。
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季節の変わり目はもともと体調を整えるのが大変で私は憂鬱になりがちですが、そればかりでなくこの一か月近く山口薫展に向けての準備として彼の詩や文を読むうちに色々な気づきとともに何故だかとても悲しくなりました。
山口薫が好きだった佐橋のことも沢山思い出してしまいました。
来週には当店で25点ほどの山口薫作品を一同にご覧いただくことができます。展覧会の会期が終わってもしばらく展示はさせていただきます。
是非ご高覧のほど、よろしくお願い申し上げます。
ベテランの筆とばかり思っていました。
まだ20代後半。人によっては野心の塊みたいになる年齢なのに、そういったものが微塵も感じられませんね。
私はさほど薫の作品を観ているわけでもなく、知っているわけでもありませんが、生前から世間の評価を受け、画家として成功しているはずなのに、なんとなく世間との距離感を感じさせるところがあります。
展覧会を観て、どのような印象を受けるのか楽しみです。
近くで見ると何も感じませんが、遠目で眺めてみるとすっきりしたとても良い作品です。
山口薫は生活を大切にしたいと思った画家だと思います。入江波光のようにです。でも、波光のように頑なではなかった気がします。
色々ご協力をありがとうございました。ぜひ、展示をご覧になりにいらしてくださいね。きっと、感動で泣けてしまいますよ。