つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

お知らせ

2025年01月09日 | 佐橋美術店よりのお知らせ
年末年始に下記の通りお休み頂戴いたします
令和6年12月29日(日)〜令和7年1月6日(月)


こちらは佐橋美術店(HPへ)のブログでございます。

営業日時やご来店のご予約状況などはこちらでご確認くださいますようお願い致します。

通常営業は祝日を除く
      火曜日~土曜日 
      11:30~17:30
とさせていただいております。

勝手ながら急用などで外出をさせていただくこともございますので、できましたらご来店にはご予約を賜りたく、ご協力のほどお願い申し上げます。

ご予約は、休廊日、営業時間外でも承ります。どうぞご都合の良い日時をお知らせくださいませ。

佐橋美術店連絡先 

電話 052 9384567
不在のおりには、 留守番電話にお名前をお残しください。

メール sahasi2009@castle.ocn.ne.jp

携帯 09056010068
   ショートメール可


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のご案内

◇ ~30万円  ☆ ~50万円  ☆彡 ~100万円 ☐ ~200万円  ⨝ ~300万円  ⁜ ~500万円  ⏺️ 要お問い合わせ

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2024/12/31

2024年12月31日 | 佐橋美術店よりのお知らせ
日・月曜日といつものように2日間のお休みをすごさせていただき、今日火曜日、三日目にしてやっと冬休み気分を味わえたのも束の間、主婦目線にもどってみると、結局家の片づけが何もできていない~💦と慌て、今日大晦日にざぁーと簡単に大掃除を済ませました。

「簡単な大掃除」などという言葉あるのかどうか?もわかりませんが、どなたかをお招きするわけでもなく、息子たちが来てくれるだけですので、家じゅうを「孫仕様」に模様替えできれば私としては大満足です。




さて、一番上の画像、岩波文庫 夏目漱石の「門」は、この秋新たに求めた本です。夏目漱石の作品は若い頃に短編を幾つか読んだと思っていましたが、どうやら3部作のうちの「門」だけは読んでいなかったようなので、今更ながら読んでみたいと思いました。が、なかなか機会がなく、このお休みを利用してページを進めてみようと思っています。

どうして「門」を今更?だったのかは、やはり山口薫の作品に触れたから。


そうです! 「つたの塀と鉄の門」

以前にも書かせていただきましたが、この作品は画集で見て以来、佐橋がずっと探していた作品でした。そして、今回山口薫展を当店で開いてくださるというお話が進むなかで、弥栄画廊さんが何もご存じなく偶然この作品を仕入れてくださっていました。

偶然とはいえ、実際にこの作品を佐橋美術店に飾っていただいた時の感動を今も忘れることはありません。本当に涙が出ました。

山口薫画集の第一集にこの作品の写真と、山口薫の詩が掲載されていますが、
結局この作品に関する薫の思いというものは具体的にわかりませんでした。

考えてみると、佐橋は門やドアを描いた作品が昔から好きだったように思うのですが、それはなぜだろう?と考えたときに、頭に浮かんだのが「漱石の門」だったのです。

既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、漱石の「門」は禅寺の門のことをさしています。





今回、芸術新潮さんの記事でもこの「つたの塀と鉄の門」について触れてくださっていますが、取材が終わった後に、九州からおでかけくださいましたお客様がこの作品をお求めくださり、、佐橋美術店とこの作品との「偶然のエピソード」がハッピーエンドに終わったことを、不思議に、そしてとても幸せに思っています。佐橋が仕組んだのかな?と思えるほどです。

というわけで・・
今年のアッパレ!お買い物はこの作品をお求めいただきましたお客様にお授けしたいと思います。粗品ですが、既に賞品をお贈り申し上げました。

おめでとうございます😍 

今年も本当に多くの皆様にご来店、このブログにお立ち寄りいただきました。
至らぬところばかりの私が、何とかこの一年を過ごさせていただきましたのは、全てにみなさまのご厚意のおかげです。

そして、すばらしい作品をお預けくださいました弥栄画廊の皆様にも深く感謝申し上げます。

まことにありがとう存じました。

どうぞ、お身体、お心にお障りなくご無事にご越年、新しい良いお年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます。

                令和6年大晦日  佐橋美術店 佐橋夏美






追伸 文庫の表紙絵は安野光雅です。





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大晦日へ

2024年12月30日 | 佐橋美術店の展示・展覧会
年末、年始のギャラリーには山口薫作品のほかに岩橋英遠のお軸、竹内栖鳳のお軸を飾らせていただきました。




外から当店の小窓を覗いてくださる方たちに少しお正月らしさを感じていただけるかと思いました。






どんな山口薫作品も決して日本画を拒んだりしませんので、安心して近くにお軸を飾らせていただいていますが、「浮き上がるマリモ」や「たわわの柿」は特に作品自体が日本画に近く感じられ、観るたびにその奥行きの深さに驚かされます。




季節を終え、枝葉を落とした柿の木にたわわに残った柿の実のイメージはこのようなものでしょうか。



結局、これらの作品のテーマは「いのち」ということだろうと感じ、山口薫の作品を愛するということはどこまで「いのち」を純粋に愛せるか。信じられるか?ということのように思えてきました。

まもなく、いよいよ大晦日の一日。

明日には今年のアッパレ!お買い物賞について書かせていただき、本当の意味で私の仕事納めにさせていただこうと思っています。




竹内栖鳳  紙本・彩色  軸 「村居」
 26.1 ×23.1センチ  共箱  東京美術倶楽部鑑定書有
軸装全体の大きさ 120×36㎝  軸先 41㎝  ◇ 




岩橋英遠 軸 「晨明」 絹本・彩色  68×51㎝ 共箱 ☆

表装を手掛けられたのは、愛知県居松清唱堂さんです。いまはもうありませんが、弥栄画廊さんのご実家でいらっしゃいます。おそらく昭和30年代後半の仕事だろうと先日お立ち寄りくださった際にお教えくださいました。

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2024年師走小晦日

2024年12月30日 | 佐橋美術店の展示・展覧会
店に大事な忘れものをして、この寒空にバスと地下鉄に乗ってそれを取りに行くか?迷ってしまっている師走小晦日です。

仕事というのは不思議なもので、常にそこから開放されたいと願いながら、個人的にはなぜかそこに居ないと不安、そして不安ばかりなくそこにいるとほかの事から解放され満たされる何かがあるものだと思います。


仕事は都合の良い言い訳にもなるということですね。

けれど、そうして「出会った仕事を天職だと思え」と京セラの稲盛氏が過去に言われたように、こうして家にいて固くなりそうなのし餅を一人切りながら、そしてなんとも不揃いな大きさのお餅を見て、「雅彦さんは定規を当ててお餅を切ってくれていたなぁ~」と思いながら、頭の大部分をブログの事や店の忘れ物の事に占めることができているのは幸せなことかもしれないと感じています。

さて、一応の仕事納めをおえたときの佐橋美術店の店内を少しご紹介させていただこうと思います。

今年最後の「今週の佐橋美術店」です。







喪はあけても、どうしても心が重たく、やはりショーウィンドウの飾りも少し地味目になりました。それでも、がんばって高いところに注連縄を飾らせていただけた自分に💯100点をつけました。




久しぶりに、といいますか、この時!とばかりに冨田渓仙のパネル仕立ての「寒牡丹図」の下に楠部弥一の置物「瑞巳」を置かせていただきました。
宝袋の上にちょこんと蛇がのっています。蛇は良く家や財産の守り神として祀られますね。









いたるところにお正月らしさを。。と思いながら、便せんを切り取ってかざってみたり、案外工作の時間のようなことをしています。



すみません、家のことも限りのある時間内にしなくてはいけないので、つづきはまた午後にでも書かせていただきますね。私自身も楽しみに、少しづつ更新させていただきます。



冨田渓仙 「寒牡丹図」 絹本 共箱 パネル仕立て 125.5×34.3㎝ 
◇ ~30万円


楠部弥一 「瑞巳」 共箱 H7.5×w20.5㎝ 150,000 100,000




















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芸術新潮 2025年1月号

2024年12月29日 | 日記・エッセイ・コラム



今日はこのブログの記事を書いても書いても、なぜか跡形もなく消えてしまって〜おそらく自宅のパソコンの操作を私が間違えてしまっているのだと思いますが〜ヘトヘトになってしまったので、仕方なく携帯から更新させていただきますので、短めの記事で失礼いたしますね。

25日発売の芸術新潮は表紙がアイドル?俳優さん?で皆でビックリ!致しましたが、「ニッポン・モダンアートへのいざない‐山口薫の抒情‐」の記事はとても素敵で、この中で当店をご紹介いただけましたことを大変光栄に思っています。




一年前には想像もつかなかった、佐橋美術店の「今年の仕事」の展開ではありますが、思えば佐橋と共に目指して参りました「画廊の仕事」の延長上に~といいますか、弥栄画廊さんのお力でかなりスキップをして高いレベルまで一挙に引き上げていただきましたが~いま居るのだということをこの雑誌記事で確認させていただくことができました。

個人的にはお見苦しいほど必死に、この一年半、店に通い続けさせていただきましたが、その必死さが私を大きなショックから救ってくれたのだと思い、その結果として、或いは記念としてこの記事に当店をご紹介いただきましたことは楽しいオマケ?プレゼントをいただけたようにさえ感じています。



さて、この記事にご尽力いただいた居松篤彦さんのギャラリーをこのブログであまりご紹介して参りませんでしたので、今回少し皆様にお伝えいたしたく存じます。

お忙しい中を名古屋にお帰りの際は必ず当店にもお立ち寄りくださり多くの刺激や励ましをくださいます。深い感謝とともに、この方の様々な分野へのこれからのお仕事を私は大変楽しみにさせていただいております。










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