つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

撮影したつもりはなかったのに

2024年11月05日 | 山口薫展
撮影したつもりはなかったのに、なぜか携帯に残っていた1枚の画像をご紹介させていただきました。

ブログの更新が遅くなり失礼致しました。


おかげさまで無事に、そして、とりあえず山口薫展を終えることができました。会期の最後の最後まで本当に沢山の方にご来店をいただきました。心より感謝申し上げます。




昨日はお休みをいただいて、以前から自分の心の中で予定していた「上京」をして参りました🚅


主目的は当店の看板をお書きくださいました日本画の斎藤典彦先生の東京藝大の退官記念展に伺うことでした。

私にはまず、一人で新幹線に乗るということから乗り越えなくてはならない壁がありましたのでとても緊張しましたが、富士山を越える位迄には隣に佐橋が居ない悲しさを何とか忘れる事が出来ました。泣かなかったもん!という程度ですけれど、多分これからは新幹線に長い時間乗っても大丈夫だと思えました。



さて、連休の最終日、名古屋駅も東京駅も、そして上野公園は大混雑💦
それでも人を掻き分け掻き分け公園を突き抜けて藝大に向かいました。






目的の陳列館が見えたところで、時間調整もあり、ベンチに座り一服しました。








佐橋が亡くなってすぐ、東京に帰らないのか?とお聞きくださる方が何人かいらしてくださいました。

実家に最も近い美術館はこの上野のお山に沢山あるので、そしてこの公園には思い出も沢山あるので、そんなお言葉も思い出し、毎日上野を散歩する自分の姿を想像してみましたが。。。

そんなセンチメンタルな気分に酔いしれてベンチに座っていると、何処からともなく大きくて真っ黒く、多分年長のカラスが🐦‍⬛私の真横に降りてきて「あなたのお膝の上のそのサンドウイッチ🥪をよこしなさい」と図図しくどんどん近づいてくるので、柳原義達ではあるまいし。。と思いながらこんなに近くで見た事もないカラスを、じっくり観察し写真におさめようとしたら〜結局怖くて〜



こんな写真しか残せず。。

カラスはサッサと私の隣のベンチで大きなお弁当を食べていらっしゃるお若いカップルを襲いに行っていました。

「今更、東京人ぶられてもねぇ」

カラスにそう告げられた思いになり、「はい、わたしはすっかり名古屋人です」とさっさとその場を離れました。

とても素敵だった斎藤典彦展をカラスの記事と一緒にご紹介するのはもったいないので、次の記事に書かせていただきますね。

とにかく私は今のところ元気でおります。みなさま、ありがとうございます。








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